WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

04163

曜日指定

Q熱(Coxiella burnetii)-DNA同定

6B641-0000-019-862

単独検体開栓厳禁

EDTA加血液
5

 

14

 

冷蔵

リアルタイムPCR法

検出せず

3~9日

項目
コード
検査項目

04163

曜日指定

Q熱(Coxiella burnetii)-DNA同定

6B641-0000-019-862

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

単独検体開栓厳禁

EDTA加血液
5

 

14

 

冷蔵

リアルタイムPCR法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

検出せず

3~9日

備考

項目

  • 受付曜日:月~金曜日(休日とその前日は受付不可)

検体

  • 必ず遺伝子検査の専用検体としてご提出ください(同一検体で病原体核酸検査以外の項目との重複依頼は避けてください)。
  • 採血後、速やかに検体をご提出ください(原則として採血後24時間以内の検体を用います)。
  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。

容器

容器番号14:内分泌学用容器

  • 採取量: 5.5mL
  • 添加剤: EDTA-2Na
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: レニン,
    サイクリックAMP,
    遺伝子検査

参考文献

Zhang, G. Q. et al.: J. Clin. Microbiol. 36, 77, 1998.

検査項目解説

臨床的意義

リケッチアの一種によっておこる人獣共通感染症である。慢性的な疲労、発熱など多彩な症状を示すが、予後は比較的良好である。

 Q熱は、Coxiella burnetiiC. burnetii)という大きさは0.2~0.4×1.0 μmのリケッチアの一種によって生じる人獣共通感染症(zoonosis)の一種である。主な感染動物はウシ,ヒツジ,ヤギ,イヌ,ネコ,トリである。通常リケッチアによる感染症はノミやシラミ、ダニなどのベクター(運び屋)の媒介により感染するが、Q熱に関しては特にこれらの存在を必要としない。

 Q熱は1935年にオーストラリアの食肉加工業者で発生した熱性疾患で、当時は原因不明であったために疑問という意味の英語であるQueryよりQuery fever(Q fever)、Q熱と名付けられた。

 潜伏期はおよそ14~26日で、他のウイルスや細菌による呼吸器疾患ときわめて類似しており、臨床的な鑑別は困難である。病態は不顕性感染型、一過性発熱型、肺炎型、インフルエンザ類似型、肝炎型など多彩である。死亡例はまれで、予後も比較的良好であり、発症しても適切な治療を行えば2週間以内で下熱し回復するとされている。また、ヒトからヒトへの感染はほとんどないと考えられている。

 検査所見としては、血小板数の減少やAST、ALT、LDHの上昇、また、CRPが高値になる場合が多い。

【陽性を示す疾患】

Q熱

関連疾患

A78.1:Q熱 A75-A79:リケッチア症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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