WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

30323

高感度心筋トロポニンI

5C094-0000-023-051

血液
2

遠心

血清
0.5

01

02

 

 

CLIA

pg/mL

26.2 以下

(急性心筋梗塞のカットオフ値
:26.2)

112

D007 29

生Ⅰ

2~3日

項目
コード
検査項目

30323

高感度心筋トロポニンI

5C094-0000-023-051

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

血清
0.5

01

02

 

 

CLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

pg/mL

26.2 以下

(急性心筋梗塞のカットオフ値
:26.2)

112

D007 29

生Ⅰ

2~3日

診療報酬

  • 保険名称:血液化学検査/心筋トロポニンI
  • 実施料:112
  • 診療報酬区分:D007 29
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)

「心筋トロポニンT」と「心筋トロポニンI」を同一月に併せて実施した場合は、主たるもののみ算定できます。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

Ricchiuti, V. et al.: Clin. Chem. 45, (12), 2129, 1999.
Buiten, M. S. et al.: PLoS One 10, (8), e0134245, 2015.

検査項目解説

臨床的意義

トロポニンIは、筋収縮を調節するタンパク質複合体である。高い心筋特異性を持つため急性心筋梗塞の診断に有用である。

 トロポニンIとは、筋収縮を調節するタンパク質複合体であり、主に心筋梗塞における心筋障害マーカーとして広く用いられている。トロポニンIには心筋および骨格筋の速筋、遅筋の3種のアイソフォームが存在する。そのうち心筋トロポニンIは、高い心筋特異性を持つタンパク質で、トロポニンTおよびトロポニンCとともにトロポニン複合体を形成している。

 心筋梗塞などの病態で心筋が障害を受けると、トロポニンIは血中に漏出し血中濃度が増加する。心筋梗塞は、虚血により心筋に壊死が起こるため激しい胸痛や圧迫感が生じる。この症状は長時間持続し、血流が滞ることで呼吸困難や意識消失を引き起こし死亡する原因となる。

 一般的に、トロポニンIは胸痛などの症状が現れてから数時間で検出可能な濃度に達し、12~48時間でピークとなり、数日間は上昇している。

 心筋梗塞の原因の多くは動脈硬化で冠動脈の閉塞による虚血であり、規則正しい生活を送ることや適度な運動とともに食生活の乱れを防ぐなど、動脈硬化の予防が心筋梗塞の予防につながる。

【高値を示す疾患】

急性心筋梗塞

関連疾患

I21.9.5:急性心筋梗塞 I20-I25:虚血性心疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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