WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

12271

インターロイキン-6
(IL-6)《ECLIA》

5J130-0000-023-053

血液
2

遠心

 

血清
0.5

01

 

02

 

 

24カ月

ECLIA

pg/mL

7.0 以下

(重症度判定の参考カットオフ値
:100)

170

D015 17

免疫

2~3日

項目
コード
検査項目

12271

インターロイキン-6
(IL-6)《ECLIA》

5J130-0000-023-053

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.5

01

 

02

 

 

24カ月

ECLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

pg/mL

7.0 以下

(重症度判定の参考カットオフ値
:100)

170

D015 17

免疫

2~3日

備考

検体

  • SARS-CoV-2感染および感染を強く疑う患者検体は、カテゴリーBの三重梱包でご提出ください。三重梱包の資材は、貴施設にてご用意ください。

診療報酬

  • 保険名称:血漿蛋白免疫学的検査/インターロイキン-6(IL-6)
  • 実施料:170
  • 診療報酬区分:D015 17
  • 判断料区分:免疫学的検査

全身性炎症反応症候群の患者(疑われる患者を含む。)の重症度判定の補助を目的として測定した場合は、一連の治療につき2回に限り算定できます。なお、本検査を実施した年月日を診療報酬明細書に記載してください。また、医学的な必要性から一連の治療につき3回以上算定する場合は、その詳細な理由を診療報酬明細書の摘要欄に記載する必要があります。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

Shimazui,T. et al.: Shock, (PMID:33060456), 2020, DOI:10.1097/shk.0000000000001678.

検査項目解説

臨床的意義

炎症早期に産生されるサイトカインで、臓器障害の発生を予測することが可能である。SIRSの重症度判定に有用な検査である。COVID-19の重症度マーカーとしても注目を浴びている。

 インターロイキン-6(interleukin-6:IL-6)は、数多くあるサイトカインの中で、数十種類発見されているインターロイキンの一種として知られている。

 外傷や感染などの侵襲が生体に加わるとサイトカインが産生され、特に侵襲が大きい場合はサイトカインの過剰産生(サイトカインストーム)を生じ、多臓器障害に至る場合がある。

 IL-6は炎症早期に産生されるサイトカインであり、血中のIL-6値を測定することにより、臓器障害の発生を予測することが可能である。実際、全身性炎症反応症候群(SIRS)の患者ではIL-6濃度上昇に応じて、翌日の障害臓器数が有意に増加するとされている。また、IL-6値のcut-off値を100 pg/mL(重症度判定の参考cut-off値)とした場合、翌日の多臓器障害の予測性能は、感度79 %、特異度70 %とされ、SIRS患者の重症度判定に有用な検査となる。

 さらに2021年には、新型コロナウイルス感染症を重篤化させる大きな要因の1つとしてIL-6の過剰産生が報告されており、新型コロナウイルス感染症における重症化マーカーとされる。

【高値を示す疾患】

COVID-19

関連疾患

U07.1.1:COVID-19 U00-U49:COVID-19
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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