WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

07512

HLA遺伝子型判定(A Locus)

5K116-0000-019-899

EDTA加血液
2

13

冷蔵

PCR-SBT法

5~8日

項目
コード
検査項目

07512

HLA遺伝子型判定(A Locus)

5K116-0000-019-899

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
EDTA加血液
2

13

冷蔵

PCR-SBT法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

5~8日

備考

項目

  • チャート参照:「HLA型判定」「HLA遺伝子型判定」検査の留意点

検体

  • EDTA-2Na容器(容器番号14)でも検査可。

「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。

チャート

「HLA型判定」「HLA遺伝子型判定」検査の留意点

容器

容器番号13:血液学容器

  • 採取量: 2mL・3mL・4mL
  • 添加剤: EDTA-2K
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
    血液像,
    血液型,
    直接クームス試験,
    遺伝子検査

参考文献

猪子英俊, 他(監修): 移植・輸血検査学, 講談社, 東京, 2004.

検査項目解説

臨床的意義

HLAのクラスⅠ(A,B,C)を遺伝子レベルで詳細に型判別できる検査である。移植臓器の適合性判定にきわめて有用である。

 HLAは、ヒト主要組織的合抗原と呼ばれる糖タンパクで、マウスにおけるH-2抗原に相当する。ヒトでは、HLA-A,B,C抗原などからなるクラスⅠ抗原と、HLA-DR,DQ抗原などからなるクラスⅡ抗原に大別される。前者はほとんどの有核細胞、血小板上に表現され、後者はB細胞、単球、活性化T細胞など限られた細胞上に発現されている。これらはHLAの遺伝子による一連の遺伝子群の支配を受け、その領域は第6染色体短腕上に存在する。

 ヒトの主要組織適合複合体(MHC)であるHLA抗原のタイピングは、これまで主に血清学的ならびに細胞学的検査法にて行われてきた(HLA-A,B Locusの項を参照)が、現在ではHLAの遺伝子をターゲットとした、より細かく正確なDNAタイピングが可能となり、その有用性が確立されている。

 HLAクラスⅠDNAタイピングは、従来法で同定困難なタイプの検出や、ホモ型の鑑別、あるいはHLAクラスⅡ遺伝子のタイピングと併せて、より詳細かつ確実なHLA適合性の判定に寄与する。

 具体的な応用例としては、HLAクラスⅠ抗原のアリル(allele:対立遺伝子)レベルでのマッチングが、非血縁者間での骨髄移植や腎移植の予後(GVHD発症率、1年生存率)に密接に関連することが報告されている。

 なお、対象となる遺伝子は多岐にわたるため、検査の依頼に際しては、A,B,Cの3つのLocusのいずれかの指定が必要である。

備考

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記載内容について