検査項目解説 掲載内容は、2022 年 5 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
07601 |
T細胞系 CD1a (T6)5I060-0000-019-662 |
|
13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 | 陽性細胞百分率 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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07601 |
T細胞系 CD1a (T6)5I060-0000-019-662 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
陽性細胞百分率 |
2~3日 |
備考
項目
- 抗原分布:胸腺細胞
「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項
- [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
容器
臨床的意義
モノクローナル抗体で検索される、胸腺細胞、ランゲルハンス細胞の表面マーカー。
CD(Cluster of DifferentiationもしくはCluster Designation)とは、同一の細胞集団または同一の細胞膜抗原や抗原エピトープを認識するモノクローナル抗体を、一つのカテゴリーにまとめたものである。CD分類はこれらのモノクローナル抗体を用いて検索され、形態学的には判別し難い細胞表面構造を免疫学的に特定する方法として広く用いられている。
CD1a抗原は分子量49000ダルトンの膜貫通性糖蛋白で、遺伝子は染色体1q22-q23に存在している。
CD1aは胸腺皮質細胞、ランゲルハンス細胞などのマーカーで、ヒト胸腺細胞の約70%と反応する。CD1a陽性細胞は成熟に伴い胸腺髄質部に移動し、CD1a抗原は消失する。髄質および末梢血のT細胞とCD1aのモノクローナル抗体とは反応しない。
GVHD(移植片対宿主反応病)患者においてCD1aの値が大きく変動することが知られている。また、T細胞性の悪性リンパ腫や白血病で増加がみられることがある。
なお、細胞表面抗原の解析では、CD陽性細胞の比率だけでなく、抗原の発現強度や他の関連したCD抗原検索結果も参照したうえで総合的に判断する必要がある。
[抗原分布]
・胸腺細胞
・ランゲルハンス細胞
・T細胞性悪性リンパ腫、白血病
【高値を示す病態】
T細胞性急性リンパ性白血病、T細胞性悪性リンパ腫