WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 10 月 1 日時点の情報です。
| 項目 コード | 検査項目 | 採取量(mL) 遠心提出量(mL) | 容器 | 安定性 保存 方法 | 検査方法 | 基準値 (単位) | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 | 所要日数 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 07622 | T細胞系 CD2 | 
 | 13 | 常温 | フローサイトメトリー法 | 陽性細胞百分率 | 2~3日 | 
| 項目 コード | 検査項目 | 
|---|---|
| 07622 | T細胞系 CD2 | 
| 採取量(mL) 遠心提出量(mL) | 容器 | 安定性 保存 方法 | 検査方法 | 
|---|---|---|---|
| 
 | 13 | 常温 | フローサイトメトリー法 | 
| 基準値 (単位) | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 | 所要 日数 | 
|---|---|---|
| 陽性細胞百分率 | 2~3日 | 
備考
項目
- 抗原分布:T細胞、NK細胞、LFA-2(E-ロゼットレセプター)
「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項
- [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
容器
検査項目解説
臨床的意義
モノクローナル抗体で検索される、T細胞やNK細胞の表面マーカーである。
 CD(Cluster of DifferentiationもしくはCluster Designation)とは、同一の細胞集団または同一の細胞膜抗原や抗原エピトープを認識するモノクローナル抗体を、1つのカテゴリーにまとめたものである。CD分類はこれらのモノクローナル抗体を用いて検索され、形態学的には判別し難い細胞表面構造を免疫学的に特定する方法として広く用いられている。
 CD2抗原は、分子量50,000の膜貫通性糖タンパクである。遺伝子は染色体1q13に存在し、CD58分子(LFA-3:lymphocyte function associated antigen)のリガンド機能を持っている。
 CD2は、T細胞全般、NK(ナチュラルキラー)細胞などのマーカーで、全てのT細胞とNK細胞のサブセットと反応する。CD2陽性細胞は末梢血リンパ球の約80 %に存在し、CD2は全てのT細胞とNK細胞のサブセットと反応する。CD2陽性細胞(CD2+と表記される)のうち、CD3-・CD11+の細胞群はNK活性やADCC活性を示すことが判明している。CD2検索に用いられるモノクローナル抗体は、ヒツジ赤血球レセプター(Eロゼットレセプター)を認識する。
 なお、細胞表面抗原の解析では、CD陽性細胞の比率だけでなく、抗原の発現強度や他の関連したCD抗原検索結果も参照した上、総合的に判断する必要がある。
[抗原分布]
・T細胞、NK細胞、LFA-2(E-ロゼットレセプター)
【高値を示す疾患】
悪性リンパ腫,リンパ性白血病
関連疾患
C85.9.2:悪性リンパ腫  → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C91:リンパ性白血病  → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

