検査項目解説 掲載内容は、2022 年 5 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
07715 |
その他 CD30 (Ki-1抗原)5I152-0000-019-662 |
|
13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 | 陽性細胞百分率 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
07715 |
その他 CD30 (Ki-1抗原)5I152-0000-019-662 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
陽性細胞百分率 |
2~3日 |
備考
項目
- 抗原分布:活性化T/B細胞、Reed-Sternberg/Hodgkin細胞、伝染性単核症の異型リンパ球、未分化大細胞性リンパ腫細胞、成人T細胞白血病細胞、正常リンパ組織の大型リンパ芽球
「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項
- [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
容器
臨床的意義
モノクローナル抗体で検索される、活性化T・B細胞の表面マーカー。RS細胞や異型リンパ球でも陽性となる。
CD(Cluster of DifferentiationもしくはCluster Designation)とは、同一の細胞集団または同一の細胞膜抗原や抗原エピトープを認識するモノクローナル抗体を、一つのカテゴリーにまとめたものである。CD分類はこれらのモノクローナル抗体を用いて検索され、形態学的には判別し難い細胞表面構造を免疫学的に特定する方法として広く用いられている。
CD30は分子量120000ダルトンの糖蛋白で、支配遺伝子は染色体1p36に存在し、TCRを介したアポトーシスなどに関与している。
CD30は、活性化T/B細胞、Reed-Sternberg/Hodgkin細胞、伝染性単核症、ATLなどのマーカーで、正常では活性化したT細胞とB細胞に発現する。疾患ではホジキンリンパ腫、Ki-1リンパ腫、ATL、伝染性単核症などの腫瘍ないしは異型リンパ球に認められる膜抗原であり、臨床で利用される。
なお、細胞表面抗原の解析では、CD陽性細胞の比率だけでなく、抗原の発現強度や他の関連したCD抗原検索結果も参照したうえ、総合的に判断する必要がある。
[抗原分布]
・活性化T/B細胞、Reed-Sternberg/Hodgkin細胞、伝染性単核症の異型リンパ球、未分化大細胞性リンパ腫細胞、成人T細胞白血病細胞、正常リンパ組織の大型リンパ芽球
【高値を示す病態】
ホジキンリンパ腫、Ki-1リンパ腫、成人T細胞性白血病、伝染性単核症