WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

04215

感受性検査 2菌種

6C010-0000-080-762

培養同定に同じ

 

微量液体希釈法/ディスク拡散法

230

D019 2

微生

4~6日

項目
コード
検査項目

04215

感受性検査 2菌種

6C010-0000-080-762

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
培養同定に同じ

 

微量液体希釈法/ディスク拡散法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

230

D019 2

微生

4~6日

備考

項目

    • 感受性検査を実施できない菌種は、レジオネラ菌、放線菌、真菌(酵母様真菌を除く)、百日咳菌、ガードネレラ、トリコモナス、ノカルジアなどです。酵母様真菌については「酵母様真菌感受性検査」をご依頼ください。
    • 最小発育阻止濃度MIC値(単位:μg/mL)およびS,I,Rをご報告します(チャート参照:薬剤感受性検査の実施薬剤)。
    • 次の菌種は微量液体希釈法によるMIC値報告の適用外とし、ディスク拡散法にて検査を実施しS,I,Rをご報告します。淋菌、髄膜炎菌(泌尿器由来)、キャンピロバクター、Moraxella catarrhalisおよびStreptococcus anginosus group。
      また、これら指定菌種以外についても、微量液体希釈法による検査結果が「判定不能」となった場合には、ディスク拡散法にて再検査を実施します。
  • チャート参照:菌種別薬剤感受性セット

容器

  • ※チャート参照:主な微生物輸送培地・容器

方法

  • CLSI法

「微生物学検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]微生物学検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください(項目に依頼書の指定があるものを除く)。また、注意事項がありますので、「微生物学検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
    喀痰をご提出の場合は、「喀痰の品質評価について」(チャート参照)をご参照ください。
    検査の報告表記については、「塗抹検査の報告表記」(チャート参照)、「培養同定検査の報告表記」(チャート参照)をご参照ください。

診療報酬

  • 保険名称:細菌薬剤感受性検査/2菌種
  • 実施料:230
  • 診療報酬区分:D019 2
  • 判断料区分:微生物学的検査

培養の結果、菌が検出できず実施できなかった場合は算定できません。

基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ(ESBL)産生菌、メタロβ-ラクタマーゼ(MBL)産生菌が検出された場合には、「薬剤耐性菌検出検査」50点を加算します。

チャート

薬剤感受性検査の実施薬剤
菌種別薬剤感受性セット
主な微生物輸送培地・容器

検査項目解説

臨床的意義

喀痰、血液、尿などの検体から分離される細菌に対し、有効な抗菌薬を調べる検査である。

 薬剤感受性検査は、検出菌それぞれに対し、どの抗菌薬が有効かを明らかにする検査である。感染症の適正な化学療法を行うためには、起因菌に対して優れた抗菌力を有する薬剤の選択が重要であり、本検査は、薬剤選択の指標として現在広く行われている。本検査で抗菌スペクトルを知ることにより、有効薬剤の評価ができるだけでなく、薬剤感受性パターンから菌種の同一性を類推することも可能である。

 一方、感受性検査の集積は、分離された細菌における感受性値の年次推移、感受性分布の調査による疫学的応用にも利用され、感受性検査は、臨床、治療上はもとより、細菌学的、疫学的にも重要なものとなっている。

 抗菌薬はそれぞれ一定の抗菌スペクトルを持ち、それぞれ細菌がある抗菌薬に感受性か、耐性かはある程度決まった傾向がある。しかし、化学療法の普及に伴い臨床材料からの耐性菌の分離頻度は年々増加している。その薬剤に感受性のない抗菌薬の投与は、副作用や耐性菌の産生などの弊害も大きい。したがって、個々の症例に即した感染症の治療には薬剤感受性検査が欠くことのできない検査となっている。

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

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