検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年10月1日時点の情報です。

入力コード 00002  統一コード 3J020 
項目名 間接ビリルビン (I-BIL)
bilirubin, indirect
実施料
未収載
判断料区分  
検査方法
計算法
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.5
01
冷蔵
検査材料備考

※チャート参照:生化学検査・免疫血清学検査などにおいて、多項目同時依頼の際の必要血清量は、[0.45 + (0.05 x 依頼項目数)]mLが目安となります。

報告所要日数
1~2日
基準値(単位)  
mg/dL

0.2~1.0

臨床的
意義 
グルクロン酸抱合を受ける前のビリルビンで黄疸鑑別の指標。崩壊したヘモグロビンに由来し、溶血性貧血で上昇。
   ビリルビンは、ポルフィリン環の開環によって生じ、血清中の約70~80%は赤血球崩壊のヘモグロビンに由来する。残りはヘモグロビン以外のポルフィリン環を持つ物質(ポルフィリン体、チトクローム、ヘム蛋白)や無効造血などに由来し、シャントビリルビンと呼ぶ。

 赤血球崩壊によるビリルビンの生成の場は主として脾、骨髄などの網内系で、ビリベルジンを経て遊離型ビリルビンとして血中へ放出され、遊離型ビリルビンまたは間接ビリルビン(Indirect Bilirubin; I-Bil)とよばれる。I-Bilは疎水性のため血中ではアルブミンと結合して肝へ運ばれ、ここで主としてグルクロン酸抱合を受け水溶性の抱合型ビリルビン、または直接ビリルビン(Direct Bilirubin; D-Bil)となって胆汁に入り腸管に排出される。さらに、ビリルリンは腸内細菌により還元されウロビリノーゲンとなり、その一部は腸管から吸収され再び血中に入る(腸管循環と呼ばれる)。

 ビリルビンの直接型と間接型の名称は、アゾ色素法においてアルコール処理で反応するビリルビンを間接型、無処理で反応するものを直接ビリルビンと呼ぶことに由来する。間接型は非抱合型に、直接型は抱合型に相当する。

 なお、間接ビリルビンは尿中には排泄されない。

【高値を示す病態】
 各種溶血性疾患、体質性黄疸(Gilbert症候群、Crigler-Najjar症候群)、新生児黄疸
【低値を示す病態】
 小球性低色素性貧血、悪液質
関連項目 総ビリルビン (T-BIL), 直接ビリルビン (D-BIL), LD(LDH) (乳酸脱水素酵素), LDHアイソザイム, 総胆汁酸 (TBA) 〈血清〉, ハプトグロビン (Hp) (型判定), 抗グロブリン試験 直接クームス試験, 抗グロブリン試験 間接クームス試験, 赤血球数 (RBC), 尿中一般物質定性半定量検査 ビリルビン定性,
 

※総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

チャート 

多項目同時依頼の血清量目安(生化学検査・免疫血清学検査)

容  器 
提出容器

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