検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年10月1日時点の情報です。

入力コード 00056  統一コード 3B055 
項目名 LDHアイソザイム
lactate dehydrogenase isoenzymes
実施料
48
判断料区分 生Ⅰ 
健康保険名称  血液化学検査/LDアイソザイム 
検査方法
アガロースゲル電気泳動法
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.3
01
冷蔵
検査材料備考

※全血では常温保存を推奨します。
長期保存の場合は-45℃以下の保存を推奨します。

報告所要日数
2~3日
 
%

※チャート参照:「アイソザイム」基準値/活性値換算基準値(参考基準値)

臨床的
意義 
LDH高値の際に由来臓器を推定する検査。サブユニット欠損症では特定のアイソザイムが異常低値に。
   LDHアイソザイムは、LDH活性上昇例について、その由来臓器を推定するための検査である。

 LDHは、血球・筋肉・臓器に特徴あるアイソザイム比で分布しており、それらの臓器に障害がある場合には、その損傷に応じて血中に逸脱する。特に下記の場合、LDHアイソザイム実施により価値ある情報が得られる。

1. 総活性上昇の原因が不明な場合
 a. 総活性が著しく上昇し、LDH/AST比が20を越えるような症例
 b. 軽度上昇でも持続的な場合か、LDHが単独で異常な場合

2. 総活性が正常であっても、肝炎治癒の指標として5型の変動を観察したい場合
 LDH5は血中半減期が短いため肝炎治癒の動向を鋭敏に反映する。

3. 著しい低活性の場合
 LDHはHおよびMサブユニットの4量体から構成されており、これらの組み合わせによりH4, H3M, H2M2, HM3, M4の5分画が存在し、それぞれがLDH1~LDH5に対応する。すなわちLDH1はHの4量体でH4, LDH5はMの4量体でM4に相当する。通常はLDH2の活性が最も高く、次いでLDH3が高いパターンをとる。

【高値を示す病態】
 [1,2型↑] 急性心筋梗塞、悪性貧血、溶血性貧血、PNH
 [2,3型↑] 進行性筋ジストロフィー、白血病、悪性リンパ腫、胃癌等
 [5型↑] 急性肝炎、慢性肝炎活動期、卵巣癌、原発性肝癌等
 [アノマリー] 酵素結合性免疫グロブリンによる過剰分画の出現(出現する位置は症例により異なるが通常は幅広く、1~5型に分類できない)
【低値を示す病態】
 遺伝性MまたはHサブユニット欠損症(Hサブユニット欠損ではLDH1が、Mサブユニット欠損ではLDH5が消失する)、失活因子存在例
関連項目 LD(LDH) (乳酸脱水素酵素), AST (GOT), m-AST (m-GOT)(ミトコンドリア-GOT), ALT (GPT), γ-GT(γ-GTP) (γ-グルタミルトランスペプチダーゼ), ALP (アルカリフォスファターゼ), ALPアイソザイム, コリンエステラーゼ (ChE,Ch-E), CK (CPK),
 

※総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

チャート 

「アイソザイム」基準値/活性値換算基準値(参考基準値)

容  器 
提出容器

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