検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年10月1日時点の情報です。

入力コード 06945  統一コード 3B080 
項目名 ALPアイソザイム
alkaline phosphatase isoenzymes
実施料
48
判断料区分 生Ⅰ 
健康保険名称  血液化学検査/ALPアイソザイム 
検査方法
アガロースゲル電気泳動法
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.3
01
冷蔵
報告所要日数
2~3日
 
%

※チャート参照:「アイソザイム」基準値/活性値換算基準値(参考基準値)

臨床的
意義 
ALP総活性が異常高値の場合、由来臓器の推定に用いられる検査。健常成人では2型、小児は3型が主体。
   アルカリフォスファターゼ(ALP)は生体の細胞膜に広く分布し、アルカリ側のpHでさまざまなリン酸化合物を分解する酵素である。糖蛋白であるALP分子には、糖鎖構造の違いから数種類の異なる臓器に由来するアイソザイムが存在する。

 ALPが高値になる主な原因は、
1. 肝胆道系疾患
2. 骨代謝系疾患
3. 血液型がB型、O型の患者に多く出現する小腸性ALP
4. 妊娠時やまれに悪性腫瘍で出現する胎盤性ALP
などである。成長期では骨の新生が盛んなためALPが成人の2~3倍の高値を示すことがある。各アイソザイムの臨床的意義を以下に示す。

[1型]
 由来臓器 :肝(高分子)
 臨床的意義:胆道、肝疾患で胆汁排泄障害により上昇。黄疸の有無に注意する。
[2型]
 由来臓器 :肝
 臨床的意義:正常成人ALPの主体をなすもの。肝・胆道疾患で上昇。
[3型]
 由来臓器 :骨
 臨床的意義:小児~思春期のALPの主体をなすもの。骨新生やさまざまな骨疾患で上昇。
[4型]
 由来臓器 :胎盤、悪性腫瘍
 臨床的意義:妊娠30週目位から上昇し分娩や胎児死亡で下降。悪性腫瘍で上昇することがある。
[5型]
 由来臓器 :小腸
 臨床的意義:血液型B型、O型の患者に多く出現。高脂肪食摂取後に認められる。
[6型]
 由来臓器 :免疫グロブリン結合型
 臨床的意義:免疫グロブリンのIgGなどと結合したもので主に潰瘍性大腸炎で認められる。

 全ての型が一度に認められるわけではなく、1~4種類のアイソザイムが病態に応じて出現する。健常人では成人は2型、小児は3型が主体をなす。

【異常を示す病態】
 臨床的意義を参照。(具体例はチャート欄を参照)
関連項目 AST (GOT), ALT (GPT), LD(LDH) (乳酸脱水素酵素), ALP (アルカリフォスファターゼ), LAP (ロイシンアミノペプチダーゼ), γ-GT(γ-GTP) (γ-グルタミルトランスペプチダーゼ), コリンエステラーゼ (ChE,Ch-E), LDHアイソザイム, m-AST (m-GOT)(ミトコンドリア-GOT), 副甲状腺ホルモンintact (PTH-intact),
 

※総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

チャート 

「アイソザイム」基準値/活性値換算基準値(参考基準値)

ALPのアイソザイムと病態

容  器 
提出容器

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