WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00039

総コレステロール
(T-Cho)

3F050-0000-023-271

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

1週

冷蔵

酵素法

mg/dL

120~219

包括17

D007 3

生Ⅰ

1~2日

項目
コード
検査項目

00039

総コレステロール
(T-Cho)

3F050-0000-023-271

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

1週

冷蔵

酵素法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

mg/dL

120~219

包括17

D007 3

生Ⅰ

1~2日

備考

検体

  • 10時間以上絶食後、採血してください。
  • チャート参照:生化学検査・免疫血清学検査などにおいて、多項目同時依頼の際の必要血清量は、[0.45 + (0.05 x 依頼項目数)]mLが目安となります。

基準

  • チャート参照:脂質異常症の診断基準

参考

  • 女性では加齢とともに高値傾向が認められます。
  • チャート参照:透析管理料の対象項目です。
  • チャート参照:手術前管理料の対象項目です。
  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:血液化学検査/総コレステロール
  • 実施料:包括17
  • 診療報酬区分:D007 3
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)

「HDL-コレステロール」、「総コレステロール」、「LDL-コレステロール」を併せて実施した場合は、主たるもの2つの所定点数を算定できます。

チャート

多項目同時依頼の血清量目安(生化学検査・免疫血清学検査)
脂質異常症の診断基準

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

荻 三男, 田中富子: Med. Technol. 8, 1049, 1980.

検査項目解説

臨床的意義

原発性・続発性高コレステロール血症のスクリーニング検査として用いられる。

 コレステロールとは、生体内に存在する脂質のひとつであり、ステロイドホルモンや胆汁酸の材料、細胞の膜構成成分として利用される重要な物質で、血中では約70 %がエステル型で存在する。

 血中のコレステロールは、食物からの供給は3割に満たず、大半は体内での生合成で供給される。主たる合成臓器は肝臓である。肝臓から末梢へのコレステロール供給は、主にLDLコレステロールの形で運ばれ、末梢から肝臓への転送は、HDLコレステロールの形で行われる。

 総コレステロールの測定は、原発性・続発性高コレステロール血症のスクリーニングに用いられる。肝臓での生合成障害、血中リポ蛋白の代謝異常、腸管での吸収障害などで総コレステロールは異常値となる。

 総コレステロール値が低値の場合は、まず続発性を考慮し、原疾患の検索のため検査を進める。原発性の場合は、リポ蛋白分画や各種アポ蛋白の測定が病型の診断に有用である。

【高値を示す疾患】

甲状腺機能低下症閉塞性黄疸ネフローゼ症候群肝癌糖尿病家族性高コレステロール血症

【低値を示す疾患】

甲状腺機能亢進症低ベータリポ蛋白血症無ベータリポ蛋白血症肝障害

関連疾患

E03.9.4:甲状腺機能低下症 E00-E07:甲状腺疾患
K83.1.10:閉塞性黄疸 K80-K87:胆嚢・胆管・膵の疾患
N04.9.3:ネフローゼ症候群 N00-N08:糸球体疾患
C22.0.1:肝癌 C15-C26:消化器腫瘍
E14.91:糖尿病 E10-E14:糖尿病
E78.0.5:家族性高コレステロール血症 E70-E90:代謝疾患
E05.9.5:甲状腺機能亢進症 E00-E07:甲状腺疾患
E78.6.10:低ベータリポ蛋白血症 E70-E90:代謝疾患
E78.6.11:無ベータリポ蛋白血症 E70-E90:代謝疾患
K76.9.4:肝障害 K70-K77:肝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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