検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年11月1日時点の情報です。

入力コード 01584  統一コード 3L175 
項目名 フェノバルビタール
phenobarbital
実施料
管理料[470]
判断料区分  
健康保険名称  特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1 
検査方法
EIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.4
03 → 02
冷蔵
報告所要日数
2~3日
有効治療濃度  
μg/mL

トラフ 10~40

臨床的
意義 
催眠・鎮静、抗てんかん作用をもつバルビタール系薬剤。肝機能低下で血中半減期が大幅に延長。
  1. 作用
 フェノバルビタールはバルビツール酸誘導体の長時間型催眠剤である。中枢神経系に全般的な抑制作用をもつが、主に上行性脳幹網様体および視床に抑制的作用をもち、大脳皮質へのインパルスの伝達阻害により鎮静催眠作用を発揮する。バルビツール作用の発現は遅く持続性であり、また、排泄は特に遅く完全に体内から消失するのに約1週間を要する。

 投与量の約70%が肝で代謝され、その主代謝物はp-ヒドロキシ体とグルクロン酸抱合体であるが、代謝物には抗けいれん作用はない。健康成人男子に120mg単回投与後、1~2.4時間後に最高濃度に達し、半減期は95~131時間といわれている。肝機能低下者や老人で半減期が大幅に延長するため、血中濃度測定が有用である。

 投与量の目安は、単独服用の場合、血漿中濃度(μg/mL)と服用量(mg/kg/day)との比が7~8であることから治療濃度範囲に相当する服用量は1.5~4mg/kg/dayである。

2. 禁忌
 バルビツール酸系化合物に対して過敏症の患者、急性間欠性ポルフィリン症の患者、ボリコナゾール、タダラフィル投与している患者には投与を行わない。

3. 採血時期
 次回投与直前(トラフ)。

 半減期が長いため、随時採血も可能であるが、比較のため定刻を守る方が望ましい。

【主に用いられる疾患】
 不眠症、不安緊張状態の鎮静、
[てんかんのけいれん発作] 強直間代発作(全般けいれん発作、大発作)、焦点発作、自律神経発作、精神運動発作
【副作用】
 皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、剥脱性皮膚炎、本剤に対する依存症、注射局所の組織壊死、呼吸抑制、過敏症、血小板減少、巨赤芽球貧血、低カルシウム血症、肝機能障害、タンパク尿、精神神経系障害、食欲不振 など
関連項目 プリミドン, フェニトイン, カルバマゼピン, バルプロ酸, エトスクシミド, トリメタジオン, クロナゼパム, ニトラゼパム, ジアゼパム, ゾニサミド, クロバザム,
 

※チャート参照:特定薬剤治療管理料

※主な商品名:フェノバール、フェノバルビタール
チャート参照:緊急報告対象項目です。
総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

※総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
主な商品名:フェノバール、フェノバルビタール

チャート 

緊急報告対象項目とその基準

特定薬剤治療管理料

容  器  
採取容器
提出容器

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