検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年7月1日時点の情報です。

入力コード 03816  統一コード 3L130 
項目名 ジアゼパム
Diazepam
実施料
管理料[470]
判断料区分  
健康保険名称  特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1 
検査方法
LC-MS/MS
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.5
03 → 02
冷蔵
報告所要日数
3~5日
有効治療濃度  
ng/mL

有効治療濃度
200~500
中毒域
1000 以上

※有効治療濃度、中毒域は、ジアゼパムの値です。

臨床的
意義 
代表的なマイナートランキライザー。中毒の予防とともに服薬コンプライアンスの診断に血中濃度を測定。
  1. 作用
 ジアゼパムは、ベンゾジアゼピン系向精神薬の一種であり、マイナートランキライザーや抗てんかん剤として用いられる。

 ベンゾジアゼピンレセプターは中枢でGABA(γ-aminobutyric acid)レセプターと複合体を形成している。ジアゼパムはベンゾジアゼピンレセプターとの結合によりGABAのレセプターに対する親和性を高め、GABA結合量が増加してClイオンチャンネルの開口を促進、興奮性シナプス伝導を抑制して効果を発現すると考えられている。坐剤の血中動態をみると、健康成人14例に10mg単回直腸内投与後、1.2時間で最高濃度に達し、平均半減期は34.9時間と報告されている。小児では6例に0.5mg/kg単回直腸内投与後、1.5時間で最高濃度に達し、平均半減期は32.8時間であったという。

2. 禁忌
 急性狭隅角緑内障のある患者、重症性筋無力症のある患者、未熟児・新生児リトナビル投与中の患者には投与しない。注射薬はショック、昏睡、バイタルサインの悪い急性アルコール中毒患者には投与しない。

3. 採血時期(抗てんかん剤として)

 次回投与直前(トラフ)。

 半減期が長いので随時採血も可能であるが、比較のためには定刻を守る方が望ましい。

【主に用いられる疾患】
 神経症における不安・緊張・抑うつ、うつ病における不安・緊張
 次の疾患における不安・緊張・抑うつおよび筋緊張: 高血圧症、動脈硬化症、肺結核、癌、自律神経失調症、更年期障害、月経困難症、アルコール中毒、慢性リウマチ性疾患、腰痛症、不随意運動症 など
 [坐剤] 小児に対する熱性けいれん、およびてんかんのけいれん発作
【副作用】
 依存症、刺激興奮、錯乱、呼吸抑制、舌根沈下による上気道閉塞、呼吸抑制、循環性ショック など
関連項目 フェノバルビタール, プリミドン, フェニトイン, カルバマゼピン, バルプロ酸, エトスクシミド, トリメタジオン, クロナゼパム, ニトラゼパム, ゾニサミド, クロバザム,
 

※ジアゼパムおよび活性代謝物であるデスメチルジアゼパムの各定量値をご報告します。

※チャート参照:特定薬剤治療管理料

※主な商品名:セルシン、ホリゾン、ジアパックス、セレナミン、ダイアップ

チャート 

主な薬物検査の採血時期

特定薬剤治療管理料

容  器  
採取容器
提出容器

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