検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年11月1日時点の情報です。

入力コード 26735  統一コード 3L248 
項目名 ラコサミド
lacosamide
実施料
管理料[470]
判断料区分  
健康保険名称  特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1 
検査方法
LC-MS/MS
検査材料
EDTA血漿
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 EDTA血漿 0.3
14 → 02
冷蔵
検査材料備考

※血清も検査可。

報告所要日数
3~4日
 
μg/mL
臨床的
意義 
抗てんかん薬。電位依存性ナトリウムチャネルの緩徐な不活性化を選択的に促進することにより過興奮状態にある神経細胞膜を安定化させ、抗けいれん作用を発揮。既存の抗てんかん薬とは異なる作用機序を持つ。
   ラコサミド(ビムパット(R)錠)は2016年7月に日本で製造販売が承認された最も新しい抗てんかん薬である。

 わが国におけるてんかんの有病率は人口1,000人当たり4~9人(人口の0.4~0.9%)とされ、総数約100万人の患者が存在する、最も発生頻度の高い神経疾患である。一般にてんかん患者は発作の抑制のため長期の薬物療法を必要とするが、うち20%程度の患者はコントロールが不良で難治性てんかんと呼ばれている。

 ラコサミドは既存の薬物とは異なる作用機序を持つ抗てんかん薬であり、電位依存性ナトリウムチャネルの緩徐な不活性化を選択的に促進することにより過興奮状態にある神経細胞膜を安定化させ、抗けいれん作用を発揮する。そのため、他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の、部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する抗てんかん薬との併用療法に適応となる。

 ラコサミドを経口投与すると血中濃度が0.5~4時間でピークに達し、その血中半減期は約14時間である。しかしながら、肝機能障害患者では血中半減期が延長し、また、クレアチニンクリアランスが30mL/min以下の重度および末期腎機能障害患者も未変化体の排泄遅延に伴ってラコサミドの血中濃度が上昇する可能性があることから、投与量・投与間隔の調節など慎重な管理を要する。

 服薬コンプライアンスの確認、ならびに副作用回避のためにもラコサミド投与中の血中濃度測定は重要と考えられる。
 

※チャート参照:特定薬剤治療管理料

※主な商品名:ビムパット

チャート 

特定薬剤治療管理料

容  器  
採取容器
提出容器

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