検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年11月1日時点の情報です。

入力コード 01607  統一コード 3L900 
項目名 キニジン
quinidine
実施料
管理料[470]
判断料区分  
健康保険名称  特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1 
検査方法
KIMS
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.3
03 → 02
冷蔵
報告所要日数
2~3日
有効治療濃度  
μg/mL

2.3~5.0

臨床的
意義 
心房細動などに用いられる代表的な抗不整脈薬。肝機能障害やジゴキシンとの併用が血中濃度に影響。
  1. 作用
 主に心房細動の除去を目的とする経口投与型の抗不整脈剤である。直接作用で心筋の興奮性を低下させ、心臓収縮周期における不応期を延長させることで心房、心室、ヒス・田原氏結節における異所性刺激の発生を減少させ、期外収縮の発現を抑制する。心電図ではQT間隔を延長させる効果をもつ。

 キニジンは経口投与でほぼ完全に吸収され、服用後2~3時間で最高血中濃度に達し、半減期は約7時間である。また、60~80%は肝臓で代謝される。

 大量投与では、いわゆるキニーネ中毒様の症状(頭痛、耳鳴、難聴、脳充血など)を呈し、重症では死亡することもある。

 本剤とジゴキシンの重複投与で、ジゴキシンの血中濃度上昇がみられるので注意を要する。一方、フェノバルビタールなどの酵素誘導剤を併用すると、クリアランスが大きくなりキニジンの血中濃度は低下する。

2. 禁忌
 神経伝導障害(房室、洞房、脚ブロック等)のある患者、重篤なうっ血性心不全のある患者、高カリウム血症のある患者、本剤に過敏症の既往歴のある患者には通常投与を行なわない。

3. 採血時期
 次回投与直前(トラフ)。

【主に用いられる疾患】
 期外収縮(上室性、心室性)、発作性頻拍(上室性、心室性)、新鮮心房細動、発作性心房細動の予防、陳旧性心房細動、心房粗動 など
【副作用】
 高度伝導障害、心停止、心室細動(致死性の不整脈が発現することがある)、心不全、SLE様症状、無顆粒細胞症、血小板減少性紫斑病 など
関連項目 プロカインアミド, ジソピラミド, リドカイン, アプリンジン, ピルシカイニド, プロパフェノン, メキシレチン, アミオダロン, ピルメノール, シベンゾリン, フレカイニド,
 

※チャート参照:特定薬剤治療管理料

※主な商品名:硫酸キニジン

チャート 

特定薬剤治療管理料

容  器  
採取容器
提出容器

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