検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年11月1日時点の情報です。

入力コード 02494  統一コード 3L880 
項目名 メキシレチン
mexiletine
実施料
管理料[470]
判断料区分  
健康保険名称  特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1 
検査方法
LC-MS/MS
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.5
03 → 02
冷蔵
報告所要日数
3~4日
有効治療濃度  
μg/mL

0.5~2.0
(不整脈患者)

臨床的
意義 
心室性不整脈に有効性が高い抗不整脈剤。副作用に徐脈、QRS延長。
  1. 作用
 一般に、不整脈は頻脈性不整脈と徐脈性不整脈に大別されるが、その症状などによりさまざまな有効スペクトラムを持つ抗不整脈剤が投与される。メキシレチンはNaチャンネル遮断薬で心室性不整脈に有効性が高い抗不整脈剤である。

 本剤の作用は心筋のペースメーカー活動(第4相)を抑制し、洞結節よりも心室筋における自動能を抑えて心室性の異常な自動興奮を抑制することにより発現する。

 また、細胞膜反応性を高めることにより,伝導の不均一性が是正されて伝導ブロックやリエントリーをおこりにくくするという特徴がある。

 本剤は経口投与後、約3~4時間で最高血中濃度に達し、半減期は約10時間である。投与後24時間で約60%が尿中に排泄される。また、本剤は主に肝においてチトクロームP-450のCYP2D6およびCYP1A2により代謝を受ける。したがって、これらの代謝酵素を阻害する薬物の併用で血中半減期は延長をきたす。

2. 禁忌
 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者や重篤な刺激伝導障害のある患者には投与しない。

3. 採血時期
 次回投与直前(トラフ)または投与後約3時間(ピーク)

【主に用いられる疾患】
 頻脈性不整脈(心室性)、糖尿病性神経障害に伴う自覚症状の改善
【副作用】
 徐脈、超立時めまい、QRS延長、口渇、振戦、しびれ、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、心室頻拍、腎不全、肝機能障害、黄疸、幻覚、錯乱 など
関連項目 キニジン, プロカインアミド, ジソピラミド, リドカイン, アプリンジン, ピルシカイニド, プロパフェノン, アミオダロン, ピルメノール, シベンゾリン, フレカイニド,
 

※主な商品名:メキシチール、チルミメール

※チャート参照:特定薬剤治療管理料

チャート 

特定薬剤治療管理料

容  器  
採取容器
提出容器

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