WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

25715

ソタロール

3L801-0000-022-205

血液
1

遠心

 

EDTA血漿
0.3

14

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

管理料[470]

B001 2イ

3~6日

項目
コード
検査項目

25715

ソタロール

3L801-0000-022-205

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

EDTA血漿
0.3

14

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

μg/mL

管理料[470]

B001 2イ

3~6日

備考

検体

  • 血清も検査可。

算定

  • チャート参照:特定薬剤治療管理料

参考

  • 主な商品名:ソタコール

「薬毒物検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。

診療報酬

  • 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
  • 実施料:管理料[470]
  • 診療報酬区分:B001 2イ

チャート

特定薬剤治療管理料

容器

容器番号14:内分泌学用容器

  • 採取量: 5.5mL
  • 添加剤: EDTA-2Na
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: レニン,
    サイクリックAMP,
    遺伝子検査

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

Tagawa, M. et al.: Jpn. Circ. J. 65, (Suppl.1-A), 386, 2001.

検査項目解説

臨床的意義

比較的重症な心室細動や心室頻拍で経口投与される抗不整脈剤である。用量依存的にQT延長とTorsades de pointesを招きやすいため血中濃度が測定される。

1.作用
 ソタロールは、1960年に米国で開発された抗不整脈剤である。Vaughan Williams分類では、Ⅲ群に属している。β受容体遮断作用と心筋カリウムチャネル遮断の両方の作用持つ薬剤である。

 本剤には、胎盤透過性や高濃度での乳汁への移行が認められている。

 なお、主要な排泄経路は腎臓であるため、腎機能低下患者に投与する場合は、血清クレアチニン値をもとに投与量を調節した上、血中濃度のモニタリングが推奨される。

 ソタロールにはd-およびl-の2種類の光学異性体が存在する。健康成人男子に、本剤40 mgを単回経口投与した際のd-およびl-ソタロールの体内動態は、d-ソタロールで、Cmax:0.195(0.020) μg/mL、Tmax:2.7(0.5)時間、T1/2:9.1(1.2)時間、l-ソタロールで、Cmax:0.185(0.021) μg/mL、Tmax:2.7(0.5)時間、T1/2:7.2(1.6)時間である。

2.禁忌

  • 心原性ショックの患者
  • 重度のうっ血性心不全の患者
  • 重篤な腎障害、高度の洞性徐脈のある患者
  • 高度の刺激伝導障害のある患者
  • 気管支喘息,気管支痙攣の恐れのある患者
  • 先天性または後天性のQT延長症候群の患者
  • 本剤に対する重篤な過敏症の既往歴のある患者
  • 心筋抑制のある麻酔薬(シクロプロパンなど)を投与中の患者
  • アミオダロン塩酸塩(注射),バルデナフィル塩酸塩水和物,モキシフロキサシン塩酸塩,トレミフェンクエン酸塩またはフィンゴリモド塩酸塩を投与中の患者
には投与しない。

【主に用いられる疾患】

不整脈

【副作用】

不整脈心不全めまい頭痛

関連疾患

I49.9.2:不整脈 I30-I52:その他の心疾患
I49.9.2:不整脈 I30-I52:その他の心疾患
I50.9.3:心不全 I30-I52:その他の心疾患
R42.1:めまい R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
R51.16:頭痛 R50-R69:全身症状・徴候
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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