検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年11月1日時点の情報です。

入力コード 00368  統一コード 3M725 
項目名 メトトレキサート
methotrexate
実施料
管理料[470]
判断料区分  
健康保険名称  特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1 
検査方法
EIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.3
03 → 02
冷蔵
報告所要日数
2~3日
有効治療濃度  
μmol/L

中毒域(大量投与時)
24時間後 10 以上
48時間後 1 以上
72時間後 0.1 以上

臨床的
意義 
白血病、絨毛性疾患の治療に使われる葉酸代謝拮抗剤。著明な骨髄抑制と腎毒性があり血中濃度測定が重要。
  1. 作用
 白血病や絨毛性疾患に使われる抗癌剤である。有効である反面、強い副作用のため投与には慎重を期す。消化管の機能低下で吸収が遷延し、腎機能低下で予想外の高い血中濃度をもたらすことがあるため、血中濃度が測定される。

 本剤は核酸合成に必要な活性葉酸を産生させるDHFR(dihydrofolate reductase)の働きを阻止し、チミジル酸合成およびプリン合成系を阻害する形で細胞増殖を抑制する。

 メトトレキサートは肝において7-ハイドロキシ-メトトレキサートに代謝され、α相で4.5時間、β相で28時間の2相性の半減期を示す。また、最初の24時間で約75%が尿中に、15%が糞便中に排泄される。

2. 禁忌
 本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者、肝障害のある患者、腎障害のある患者、胸水・腹水等のある患者には投与しない。

3. 採血時期
 ロイコボリン救援療法時24、48、72時間後

【主に用いられる疾患】
 急性白血病、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、絨毛性疾患(絨毛癌、破壊性胞状奇胎など)、関節リウマチ、関節症状を伴う若年性特発性関節炎
 [CMF療法] 乳癌
 [メトトレキサート・ホリナート救援療法] 肉腫、急性白血病の中枢神経系および睾丸への浸潤の寛解、悪性リンパ腫の中枢神経系への浸潤に対する寛解
 [メトトレキサート・フルオロウラシル交代療法] 胃癌に対するフルオロウラシルの抗腫瘍効果の増強
【副作用】
 ショック、アナフィラキシー様症状、骨髄抑制、重篤な肝障害、重篤な腎障害、間質性肺炎、肺線維症、重篤な皮膚障害、けいれん、失語、片麻痺、脳症、痴呆、麻痺、ギランバレー症候群、昏睡 など
 

※チャート参照:特定薬剤治療管理料

※主な商品名:メソトレキセート

チャート 

特定薬剤治療管理料

容  器  
採取容器
提出容器

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