検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年9月1日時点の情報です。

入力コード 00922  統一コード 4B030 
項目名 総サイロキシン (T4)
thyroxine, total
実施料
111
判断料区分 生Ⅱ 
健康保険名称  内分泌学的検査/サイロキシン(T4) 
検査方法
CLIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.4
01
冷蔵
報告所要日数
2~3日
基準値(単位)  
μg/dL

4.87~11.72

臨床的
意義 
基礎代謝を高める甲状腺ホルモンの一種。T4からT3に代謝されるが、活性はT3の方が強い。
   甲状腺で合成されるホルモンで、生体の基礎代謝を高める機能をもつ。分子中にヨードを4分子もつ甲状腺(Thyroid gland)ホルモンであることからT4と呼ばれる。

 総サイロキシン(T4)は、もう一つの甲状腺ホルモンであるトリヨードサイロニン(T3)と異なり100%甲状腺で作られ、99%以上がTBGを主要とする甲状腺結合蛋白と結合している。血中濃度においてはT4はT3の約50倍程度存在するが、相対的な生物活性は低い。

 T4の血中レベルは、視床下部(TRH)-下垂体(TSH)-甲状腺(T3、T4)系のネガティブフィードバックにより調節されている。

 T3と同様にTBG値の影響をうけるので、TBG値を上昇させる薬物の投与や病態、妊娠などにより高値になることがある。この場合、一般的には遊離型のFT4は正常で機能亢進は起こりにくい。

 検査法によっては患者血清中に抗T4抗体が存在すると、その影響により異常値を呈することがあるので注意を要する。

【高値を示す病態】
 甲状腺機能亢進症、亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎、TBG増多、甲状腺ホルモン不応症 など
【低値を示す病態】
 甲状腺機能低下症(粘液水腫)、TBG減少、橋本病、TSH不応症、特発性粘液水腫 など
関連項目 甲状腺刺激ホルモン (TSH), トリヨードサイロニン (T3), 遊離サイロキシン (FT4), 遊離トリヨードサイロニン (FT3), 抗サイログロブリン抗体 (Tg-Ab)[甲状腺], 抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体 (TPO-Ab)[甲状腺], TSH刺激性レセプター抗体 (TSAb)(甲状腺刺激抗体), サイロキシン結合グロブリン (TBG), TSHレセプター抗体定量 (TRAb定量), サイロイドテスト (抗サイログロブリン抗体)[自己免疫関連], マイクロゾームテスト (抗マイクロゾーム抗体)[自己免疫関連],
 

※チャート参照:透析管理料の対象項目です。

総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

チャート 

甲状腺ホルモンの代謝経路

実施料について2

容  器 
提出容器

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