検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年9月1日時点の情報です。

入力コード 00923  統一コード 4B010 
項目名 トリヨードサイロニン (T3)
triiodothyronine
実施料
102
判断料区分 生Ⅱ 
健康保険名称  内分泌学的検査/トリヨードサイロニン(T3) 
検査方法
CLIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.4
01
冷蔵
報告所要日数
2~3日
基準値(単位)  
ng/dL

57~152

臨床的
意義 
T4から合成される甲状腺ホルモン。T4やTSHと同時に測定することにより、甲状腺機能の診断に用いられる。
   トリヨードサイロニン(T3)は総サイロキシン(T4)と共に甲状腺より分泌されるホルモンである。ともに基礎代謝を高める作用を有する。分子中にヨードを3分子もつためT3と呼ばれる。

 T4が100%甲状腺で作られるのに対して、T3は80%が末梢組織で脱ヨード化によるT4からT3への変換で合成される。分子量が小さいために細胞透過性が強く、T4の4~5倍の生物活性があり、また、即効的である。血中においては99.7%がTBGなどとの蛋白結合型として存在し、末梢で生理作用を発揮するものは遊離型のT3(FT3)である。

 生物学的半減期は約1日と短い。加齢により低下する傾向があり、TBGの影響を受けるのでTBG値を上昇させるような薬物の投与や病態で高値を招き、また、反対のケースで低下する。

 甲状腺機能の診断にはT3とT4の値がパラレルに変動しないことがあるため、T4を同時測定して評価するのが一般的である。

 検査法によっては患者血清中に抗T3抗体が存在するとアッセイ系に干渉し、異常高値または低値を呈することがあるので注意を要する。

【高値を示す病態】
 甲状腺機能亢進症、甲状腺ホルモン不応症、亜急性甲状腺炎、TBG増多 など
【低値を示す病態】
 甲状腺機能低下症、TBG減少、ネフローゼ、肝硬変 など
関連項目 甲状腺刺激ホルモン (TSH), 総サイロキシン (T4), 遊離サイロキシン (FT4), 遊離トリヨードサイロニン (FT3), 抗サイログロブリン抗体 (Tg-Ab)[甲状腺], 抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体 (TPO-Ab)[甲状腺], TSH刺激性レセプター抗体 (TSAb)(甲状腺刺激抗体), サイロキシン結合グロブリン (TBG), TSHレセプター抗体定量 (TRAb定量), サイロイドテスト (抗サイログロブリン抗体)[自己免疫関連], マイクロゾームテスト (抗マイクロゾーム抗体)[自己免疫関連],
 

※チャート参照:透析管理料の対象項目です。

総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

チャート 

甲状腺ホルモンの代謝経路

実施料について2

容  器 
提出容器

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