検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年11月1日時点の情報です。

入力コード 05215  統一コード 3B072 
項目名 骨型アルカリフォスファターゼ (BAP)
bone-specific alkaline phosphatase
実施料
包括161
判断料区分 生Ⅱ 
健康保険名称  内分泌学的検査/骨型アルカリホスファターゼ(BAP) 
検査方法
CLEIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.3
01
凍結
検査材料備考

※ヘパリン血漿も検査可。

報告所要日数
2~3日
基準値(単位)  
μg/L

M 3.7~20.9
F 閉経前 2.9~14.5
閉経後 3.8~22.6

臨床的
意義 
ALPアイソザイムの3型に相当する骨由来のALP。がんの骨転移や骨粗鬆症など骨疾患で上昇し、食事の影響を受けにくい。
   骨代謝は、骨芽細胞による骨形成と破骨細胞による骨吸収により常にリモデリングされている。これらの骨代謝回転を評価する骨代謝マーカーは骨形成マーカーと骨吸収マーカーに大別され、骨型アルカリフォスファターゼ(BAP)は前者に該当する。

 アルカリフォスファターゼ(ALP)は塩基性pH条件下でリン酸エステルを加水分解する酵素である。様々な臓器に存在するが、特に骨と肝臓に多く含まれている。ALPのアミノ酸配列は臓器が異なっても基本的に同一である。しかし、糖鎖の部分が異なっているため、アイソザイムが生ずる。

 骨由来のALP(すなわちBAP)は骨の新生に伴い、骨芽細胞で4量体として産生され、その細胞膜に存在するが、ホスフォリパーゼにより分解され2量体として血中に放出される。そのため血中濃度は骨芽細胞の数や活動性を反映し、骨形成状態の評価に役立つ。また、前立腺がんや乳がんなどでは、骨転移に伴ってBAP上昇をみる。代謝性骨疾患である原発性副甲状腺機能亢進症や骨ページェット病の診断・評価にも有用な指標とされる。

 BAPは血中半減期が約3.5日と比較的長く、血中濃度が測定される。日内変動や直近の食事、運動の影響をほとんど受けないため、採血時刻の条件に左右されないという利点がある。

【高値を示す病態】
 骨軟化症、くる病、原発性副甲状腺機能亢進症、骨ページェット病、(前立腺がんや乳がんなどによる)骨転移
【低値を示す病態】
 低値側での臨床的意義は乏しい。
 

※[骨形成マーカー]BGP、BAP、total P1NP。
[骨吸収マーカー]NTx、TRACP-5b、Dpyr。

算定備考

「BAP」、「Intact PⅠNP」、「ALPアイソザイム(PAG電気泳動法)」および「total P1NP」のうち2項目以上を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定できます。

容  器 
提出容器

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