WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

02996

コルチゾール 〈血漿〉

4D040-0000-022-051

血液
1

遠心

 

EDTA血漿
0.3

14

 

02

 

 

12週

冷蔵

CLIA

μg/dL

3.7~19.4
(午前10時以前)

包括124

D008 15

生Ⅱ

2~3日

項目
コード
検査項目

02996

コルチゾール 〈血漿〉

4D040-0000-022-051

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

EDTA血漿
0.3

14

 

02

 

 

12週

冷蔵

CLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

μg/dL

3.7~19.4
(午前10時以前)

包括124

D008 15

生Ⅱ

2~3日

備考

検体

  • 血清も検査可。

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:内分泌学的検査/コルチゾール
  • 実施料:包括124
  • 診療報酬区分:D008 15
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

容器

容器番号14:内分泌学用容器

  • 採取量: 5.5mL
  • 添加剤: EDTA-2Na
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: レニン,
    サイクリックAMP,
    遺伝子検査

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

検査項目解説

臨床的意義

ACTHにより調節され、主に副腎皮質束状層から分泌される糖質コルチコイドである。大きな日内変動を持つ。

 コルチゾールは、副腎皮質束状層から分泌される分子量362.5の代表的な糖質コルチコイドで、血中では90 %以上がコルチコステロイド結合タンパク(CBG)と結合して存在している。通常の一日分泌量は20 mg程度であるが、ストレス下では数倍に上昇する。肝臓でグルクロン酸抱合を受けたコルチゾールは腎臓から排泄されるが、一部は未代謝体としてそのまま尿中に排泄される。

 コルチゾールの分泌は、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)によりコントロールされているため、早朝に高く、夕方に低いという日内リズムを持つ。ストレスで敏感に変動するため十分な安静の後の採血が望ましい。

 副腎皮質機能低下症やクッシング症候群の診断には、コルチゾール分泌刺激試験としてCRH試験やインスリン低血糖試験などの負荷試験が用いられる。続発性、原発性副腎皮質機能低下症の鑑別にはACTH負荷試験を行い、前者ではコルチゾール分泌の増加をみるが後者ではみられない。妊娠ではCBG増加により高値となり、また、各種副腎皮質ホルモン剤の投与で高値となることがあるので病歴を十分に聴取すべきである。

【高値を示す疾患】

副腎腫瘍ACTH産生腫瘍クッシング病クッシング症候群

【低値を示す疾患】

ACTH単独欠損症アジソン病

備考

  • チャート参照:副腎皮質ホルモンの生合成経路と関連物質
    チャート参照:先天性副腎過形成症の検査診断

関連疾患

D44.1.3:副腎腫瘍 D37-D48:その他の腫瘍
E24.0.2:ACTH産生腫瘍 E20-E35:その他の内分泌疾患
E24.0.4:クッシング病 E20-E35:その他の内分泌疾患
E24.9.1:クッシング症候群 E20-E35:その他の内分泌疾患
E23.0.1:ACTH単独欠損症 E20-E35:その他の内分泌疾患
E27.1.1:アジソン病 E20-E35:その他の内分泌疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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