検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年7月1日時点の情報です。

入力コード 26551  統一コード 5D320 
項目名 組織ポリペプチド抗原 (TPA)
tissue polypeptide antigen
実施料
包括110
判断料区分 生Ⅱ 
健康保険名称  腫瘍マーカー/組織ポリペプタイド抗原(TPA) 
検査方法
CLIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.4
01
冷蔵
検査材料備考

※唾液による汚染で高値異常を示す場合がありますので、検体の取り扱いに十分ご注意ください。

報告所要日数
2~3日
基準値(単位)  
U/L

75 未満

臨床的
意義 
臓器特異性が低く、さまざまな癌において高値となる。癌の増殖活性を反映するため、治療経過の把握に有用な指標。
   組織ポリペプチド抗原(TPA)は、1957年に報告された腫瘍関連抗原である。胎児・胎盤組織のような細胞増殖の活発な正常組織にもその存在が認められることから、細胞分裂過程に何らかの関与をしていると考えられている。

 実際、最近になってTPAの腫瘍細胞における産生が細胞周期のS後期からG2期に行なわれ、M期に細胞外に放出されることが発見された。

 また、別の報告では、TPAと細胞骨格を構成するサイトケラチンとの間にアミノ酸配列の広範囲な相同性が見出されており、TPAがサイトケラチン前駆体あるいはその関連物質である可能性を示唆している。

 TPA産生量は癌の増殖活性に相関し、担癌患者では血中TPA値が臓器非特異的に上昇するため、その診断や治療経過の把握に有用な指標となる。なお、TPAは良性疾患にも高値例を認めるが、その上昇は悪性疾患とは異なって一過性であるとされている。

【高値を示す病態】
 胃癌、食道癌、大腸癌、肝細胞癌、胆道癌、膵癌、肺癌、乳癌、卵巣癌、子宮癌、胆道系炎症、膵炎、肺炎、肺膿瘍
関連項目 癌胎児性抗原 (CEA), 塩基性フェトプロテイン (BFP),
 

※総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

チャート 

腫瘍部位とマーカーの有用性

腫瘍マーカー値の生理的変動因子

容  器 
提出容器

ページを閉じる