検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年11月1日時点の情報です。

入力コード 00218  統一コード 5E106 
項目名 マイコプラズマ抗体 《PA》
Mycoplasma pneumoniae antibody
実施料
32
判断料区分 免疫 
健康保険名称  感染症免疫学的検査/マイコプラズマ抗体半定量 
検査方法
PA
検査材料
血清 または 髄液
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.3
01
冷蔵
または
2 髄液 0.4
02
冷蔵
報告所要日数
2~3日
基準値(単位)  

血清 40 倍
髄液 40 倍
(最低希釈倍率)

臨床的
意義 
肺炎マイコプラズマ感染症を診断する抗体検査。PA法はCF法より変動幅が大。
   マイコプラズマは無細胞培地で培養可能な最も小さい微生物であり、細胞壁を欠くためペニシリンなど細胞壁合成阻害剤が無効な原核生物である。

 ヒトに病原性を持ち急性呼吸器感染症の起因菌となるものは肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)と呼ばれる。

 マイコプラズマの分離同定には長い時間と手間がかかるのでもっぱら血清学的方法での抗体検査が行われる。主にCF法とPA法が行われ、CF法での抗体価は感染後1週間程度で上昇しはじめ、1カ月くらいでピークに達した後、徐々に低下する。また、PA法でも感染後1週間位で上昇し、2~6週間程でピークに達するが、主としてIgM抗体が測定されるため、CF法に比較して急速に低下する。そのため一般には急性期を捉えやすいPA法の方がよく検査される。

 また、肺炎マイコプラズマ感染症で産生される抗体はIi式血液型の糖鎖、特に成人赤血球にみられるI抗原に特異性を示すものが多い。このため寒冷凝集反応が陽性になり、PA法の補助診断に用いられる。通常1週間程度で抗体価は上昇し、2週間位でピークに達し以後徐々に低下する。

 診断に確実を期す場合は、急性期と2~3週間後のペア血清で4倍以上の抗体価上昇を証明する。

 一般的にCF法はIgGクラスの抗体、PA法はIgMクラスの抗体を測定するため、両抗体価は必ずしもオーバーラップするとは限らない。正確な病態把握には両方を行なうのが望ましいとされる。

【陽性を示す病態】
 肺炎マイコプラズマ感染症
関連項目 寒冷凝集反応,
 

※総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

算定備考

「マイコプラズマ抗体」と「マイコプラズマ抗原(免疫クロマト法)(FA法)」を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定できます。

容  器 
提出容器
 

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