検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年11月1日時点の情報です。

入力コード 04325  統一コード 5C080 
項目名 アミロイドA (SAA)
serum amyloid A
実施料
47
判断料区分 免疫 
健康保険名称  血漿蛋白免疫学的検査/血清アミロイドA蛋白(SAA) 
検査方法
LA(ラテックス凝集比濁法)
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.5
01
冷蔵
報告所要日数
2~3日
基準値(単位)  
μg/mL

8.0 以下

臨床的
意義 
比較的新しい炎症マーカー。CRPがあまり変動しないウイルス感染、SLE、腎移植後の拒絶反応でも上昇。
   アミロイドA蛋白(SAA)は、分子量約12,000の、おもに肝細胞由来の急性期蛋白の一種である。ヒトSAA遺伝子には、現在まで少なくともSAA1~SAA4までの4種類が知られている。本検査ではSAA1とSAA2の蛋白が測定されるが、両者は構造上非常に類似しており、相同性は約95%といわれている。血中での割合はSAA1が約70%と大半を占め、おもにリポ蛋白であるHDLと結合して存在している。

 SAAの長所はCRPが正常か、あまり上昇を見ないような炎症性疾患でも高値が認められる点にある。たとえばウイルス性疾患では、一般にCRPの変動は小さいが、SAAは上昇することが多いため、特に診断の判断材料に乏しい小児科領域での応用が期待されている。

 また、全身性エリテマトーデス(SLE)でCRPがあまり上昇しないのに対し、SAAは特にその活動期で高い陽性率を示すため、病勢の指標に有用と考えられている。関節リウマチ(RA)では、CRPと同じく上昇をみる。

 さらに、急性心筋梗塞などの臓器組織傷害や、細菌・真菌感染症、悪性腫瘍などでもSAAの血中濃度は上昇する。最近では腎移植後の拒絶反応を鋭敏に検出する指標として、注目されている。

 このようにSAAは、新しい炎症マーカーとしての活用範囲が広いマーカーであるが、コストの面から普及が今一つ遅れているのが現状である。迅速検査としてさらなる活用が望まれる。

【高値を示す病態】
 自己免疫疾患(SLE、RAなど)、ウイルス感染症、細菌・真菌感染症、急性心筋梗塞、悪性腫瘍、移植後拒絶反応 など
【低値を示す病態】
 低値側の臨床的意義は少ない
関連項目 CRP 《定性》, CRP 《定量》, 白血球数 (WBC), 白血球像,
算定備考

「アミロイドA」を「CRP定性」または「CRP定量」と併せて測定した場合は、主たる項目のみ算定できます。

容  器 
提出容器

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