検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年11月1日時点の情報です。

入力コード 01144  統一コード 5G066 
項目名 抗RNP抗体 (抗U1-RNP抗体) 《免疫拡散法》
anti-RNP antibody
実施料
包括144
判断料区分 免疫 
健康保険名称  自己抗体検査/抗RNP抗体半定量 
検査方法
免疫拡散法
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.4
01
冷蔵
報告所要日数
4~5日
基準値(単位)  

検出せず

臨床的
意義 
広く自己免疫疾患で陽性となる自己抗体の一つ。抗Sm抗体陰性で抗RNP抗体が陽性であれば、混合性結合組織病を疑う。
   抗RNP抗体とは、ENA(extractable nuclear antigen)に対する自己抗体の一種である。

 リボ核蛋白(ribonucleoprotein; RNP)に対する抗体、すなわち抗RNP抗体は、RNaseに感受性の抗ENA抗体で、非ヒストン核蛋白抗原に対する抗核抗体の一つである。

 抗ENA抗体には大別して抗RNP抗体(RNase感受性抗体)と抗Sm抗体(RNase抵抗性抗体)があり、通常は抗Sm抗体が陽性であればRNP抗体も陽性になることが多い。

 抗RNP抗体は広く自己免疫性疾患で陽性になり、さらに抗Sm抗体も陽性の場合にはSLE(全身性エリテマトーデス)の可能性が高い。また、本抗体が陽性で抗Sm抗体が陰性の場合は、混合性結合組織病(MCTD)やOverlap症候群、シェーグレン症候群の可能性がある。

 抗RNP抗体の測定は、主に二重免疫拡散法とCLEIA法により検査されており、二重免疫拡散法での陽性率は、MCTDを含む重複症候群で63%、SLEで43%、全身性硬化症で28%、シェーグレン症候群で24%との報告がある(東條ら、1995)。

【陽性を示す病態】
 混合性結合組織病(MCTD)、SLE(全身性エリテマトーデス)、Overlap症候群、シェーグレン症候群 など
関連項目 抗ss DNA抗体IgG, 抗Sm抗体 《免疫拡散法》, 抗Sm抗体 《CLEIA》, 抗核抗体 (ANA), 抗セントロメア抗体, 抗DNA抗体, 抗ds DNA抗体IgG, 抗ds DNA抗体IgM, 抗カルジオリピン・β2GPⅠ複合体抗体 (抗CL-β2GP1抗体), 免疫複合体(C1q), 血清補体価 (CH50), リウマチ因子定量, IgG型リウマチ因子,
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