WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

49053

曜日指定

HTLV-1/ATL HAS-Flow解析(R)

 

ヘパリン加血液
2

または

 

EDTA加血液
2

 

10

 

 

13

24時間

常温

 

24時間

常温

フローサイトメトリー法

2~3日

項目
コード
検査項目

49053

曜日指定

HTLV-1/ATL HAS-Flow解析(R)

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

 

ヘパリン加血液
2

または

 

EDTA加血液
2

 

10

 

 

13

24時間

常温

 

24時間

常温

フローサイトメトリー法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

2~3日

備考

項目

  • 受付曜日:月~金曜日(土曜日は受付不可)
  • チャート参照:細胞性免疫検査のご依頼について

検体

  • 骨髄液 1mL(容器番号22)でも検査可。
  • 検体採取後、24時間以内に弊社検査室に搬入されるようお願いします。

「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。

「細胞形態検査」中分類共通の特記事項

  • 土曜日受付可能な項目も日曜日、月曜日が連休となる場合は受託できません。

チャート

細胞性免疫検査のご依頼について

容器

容器番号10:ヘパリン容器

  • 採取量: 4mL・9mL
  • 添加剤: ヘパリンNa
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: アミノ酸分析,
    微量金属,
    染色体検査

容器番号13:血液学容器

  • 採取量: 2mL・3mL・4mL
  • 添加剤: EDTA-2K
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
    血液像,
    血液型,
    直接クームス試験,
    遺伝子検査

参考文献

内丸 薫: 臨床病理 66, (8), 867, 2018.

検査項目解説

臨床的意義

細胞表面抗原であるCD7の発現低下やCADM1の発現増加を調べ、HTLV-1感染からATL発症に至るまでの病態把握や発症予測に有用な検査である。

 成人T細胞白血病(adult t-cell leukemia:ATL)は、HTLV-1(human t-cell leukemia virus type1)の感染によって引き起こされる造血器悪性腫瘍であり、主要な感染経路は母子感染、特に乳児期の授乳が多い。2008年の厚生労働省の調査による推定キャリア数は約108万人とされており、西南日本に感染者の偏在が認められている。

 HTLV-1が感染するとT細胞内にプロウイルスとして存在し、自然に消失することはなく終生感染が持続するが、ほとんどが無症候性キャリアとして推移し、数十年のときを経てその約5 %がATLを発症する。ATLを発症すると高度の免疫不全を引き起こし、さまざまな日和見感染症を合併することが知られている。潜伏期間は非常に長いため、その間の病態把握や発症予測が重要となる。

 HAS-Flow解析は、フローサイトメトリーを用いて表面抗原の発現量からATLの発症を予測する研究検査である。本解析では、無症候性キャリアからくすぶり型/慢性型ATL(indolent ATL)への病態の進行に伴うCD7の発現の低下、CADM1(cell adhesion molecule 1)の発現の増加を評価することが可能である。

【異常を示す疾患】

リンパ性白血病HTLV-1キャリア

関連疾患

C91:リンパ性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
Z22.6.1:HTLV-1キャリア Z20-Z29:ウイルスキャリア等の伝染病関連疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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