WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値 実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

13223

曜日指定専用依頼書

肺癌マルチCDx遺伝子解析
(オンコマインTM Dx Target Test マルチ CDx システム)

8D002-9957-075-966

8D002-9957-070-966

未染スライド
5~10枚(5μm厚)

または

組織
100mg(5mm角)

30

 

27

常温

 

-70℃以下

次世代シークエンス法

検出せず

包括6000+12000

D004-2 1

遺染

7~11日

項目
コード
検査項目

13223

曜日指定専用依頼書

肺癌マルチCDx遺伝子解析
(オンコマインTM Dx Target Test マルチ CDx システム)

8D002-9957-075-966

8D002-9957-070-966

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
未染スライド
5~10枚(5μm厚)

または

組織
100mg(5mm角)

30

 

27

常温

 

-70℃以下

次世代シークエンス法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

検出せず

包括6000+12000

D004-2 1

遺染

7~11日

備考

項目

  • 受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)
  • コンパニオン診断薬を用いた検査です。
  • チャート参照:「肺癌マルチCDx遺伝子解析」遺伝子変異などと関連する医薬品
  • 検査に当たり、被検者に対し本検査の目的、限界および46種のがん関連遺伝子を解析するなど、本検査の要項を説明し、被検者自身の承諾が文書で得られたことを前提としてご依頼ください。

依頼

  • 『肺癌マルチCDx遺伝子解析検査依頼書』または『遺伝子検査依頼書』をご利用ください。なお、肺癌CDx核酸抽出(項目コード:45710)を併せてご依頼ください。

検体

  • 病理組織診断にて腫瘍が認められた部位をマーク(実線で囲む)したHE染色スライドを併せてご提出ください。HE染色スライドの提出がない場合やマークがない場合には、スライド全体を使用します。
  • 本検査で必要な腫瘍細胞含有率は30%以上です。腫瘍細胞含有率が不足の場合は、偽陰性の可能性があることをご了承願います。
  • 極小検体の場合は、10枚以上ご提出ください。
  • 「穿刺液(胸水、腹水、心嚢液)」3mLから採取した沈渣物または「気管支肺胞洗浄液」から採取した沈渣物などはセルブロックを作製し、腫瘍細胞含有率を確認の上、未染スライドでご提出ください。
  • 強酸による脱灰操作をした検体は検査できません。
  • ホルマリン固定検体では、固定条件によって核酸の断片化が著しく、解析不能となる場合があります。組織検体の推奨固定時間は6~48時間です。微小な組織検体や細胞検体では固定時間の短縮化が望ましいとされています。
    検体の取り扱いについては、日本肺癌学会「各種検査の手引き」および日本病理学会「ゲノム診療用病理組織検体取扱い規程」をご参照ください。

「遺伝子関連検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]「遺伝子解析検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
    [ご参考]「弊社の倫理方針」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:悪性腫瘍組織検査/悪性腫瘍遺伝子検査/処理が容易なもの(3項目)+処理が複雑なもの(3項目以上)
  • 実施料:包括6000+12000
  • 診療報酬区分:D004-2 1
  • 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査

悪性腫瘍遺伝子検査における「処理が容易なもの」3項目:6000点と「処理が複雑なもの」3項目以上:12000点を合算した点数になります。

「悪性腫瘍遺伝子検査」、「造血器腫瘍遺伝子検査」、「免疫関連遺伝子再構成」、「FLT3遺伝子検査」または「JAK2遺伝子検査」のうちいずれかを同一月中に併せて行った場合は、主たるもののみ算定できます。

チャート

「肺癌マルチCDx遺伝子解析」遺伝子変異などと関連する医薬品

容器

容器番号30:遺伝子検査用標本スライド容器

  • 採取量: -
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 癌関連遺伝子検査,
    肺癌 ALK融合遺伝子解析

容器番号27:滅菌スピッツ管

  • 容量: 10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 微生物学検査

検査項目解説

臨床的意義

非小細胞肺癌患者に対して、各種分子標的薬の適応を判定するための補助検査である。

 2019年2月より検査受託を開始した肺癌BRAF遺伝子 p.V600E変異解析は、測定試薬オンコマインDxTarget Test CDx システムの保険収載が適用拡大された。適用拡大の内容は、非小細胞肺癌の6つのドライバー遺伝子に拡大され、複数の分子標的薬の適応を判定するための補助検査となった。

 本検査は、当初適用されていたBRAF遺伝子 p.V600Eに加え、EGFR遺伝子変異、ALK融合遺伝子、ROS1融合遺伝子RET融合遺伝子およびHER2遺伝子変異の検出が可能となった。

 以下、該当遺伝子と関連する医薬品である。
[EGFR遺伝子変異]

  • ゲフィチニブ(商品名:イレッサ(R)
  • エルロチニブ塩酸塩(商品名:タルセバ(R)
  • アファチニブマレイン酸塩(商品名ジオトリフ(R)
  • オシメルチニブメシル酸塩(商品名:タグリッソ(R)
  • ダコミチニブ水和物(商品名:ビジンプロ(R)
[BRAF遺伝子変異 p.V600E]
  • ダブラフェニブメシル酸塩(商品名:タフィンラー(R))とトラメチニブ(商品名:メキニスト(R))の併用投与
[ALK融合遺伝子]
  • クリゾチニブ(商品名:ザーコリ(R)
  • アレクチニブ塩酸塩(商品名:アレセンサ(R)
  • ブリグチニブ(商品名:アルンブリグ(R)
  • ロルラチニブ(商品名:ローブレナ(R)
[ROS1融合遺伝子]
  • クリゾチニブ(商品名:ザーコリ(R)
  • エヌトレクチニブ(商品名:ロズリートレク(R)
[RET融合遺伝子]
  • セルペルカチニブ(商品名:レットヴィモ(R)
[HER2遺伝子変異]
  • トラスツズマブ デルクステカン(商品名:エンハーツ(R)

【陽性を示す疾患】

非小細胞肺癌

関連疾患

C34.9.26:非小細胞肺癌 C30-C39:呼吸器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

フリーワード検索

複数ワードはスペース区切り:
ページトップへ

記載内容について