検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年10月1日時点の情報です。

入力コード 00638  統一コード 1A100 
項目名 尿中一般物質定性半定量検査 潜血反応
occult blood, urine
実施料
未収載
判断料区分  
検査方法
試験紙法
検査材料
尿 または 尿
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 尿 10
66
冷蔵 +遮
または
2 尿 10
25
冷蔵
検査材料備考

「ウロビリノーゲン定性」、「ビリルビン定性」のご依頼がある場合は、遮光(容器番号66)にてご提出ください。

報告所要日数
1~2日
基準値(単位)  

(-)

臨床的
意義 
尿中への血液混入を判定する検査。尿路系の炎症、結石、腫瘍や糸球体腎炎で陽性に。
   尿中に赤血球が多量に認められる場合を血尿といい、血色素が認められるものを血色素尿という。肉眼で明らかに赤~赤褐色尿が認められることを「肉眼的血尿」という。肉眼的には認められず潜血反応によって検出される場合を「顕微鏡的血尿」という。血色素尿は遠沈した上清が鮮紅色を呈している事で血尿と区別される。

 沈渣で毎視野に赤血球5個以上の血尿を認めるにも関わらず、試験紙法(定性)で陰性の場合には、アスコルビン酸(ビタミンC)などの還元剤含有による偽陰性か、赤血球の膜異常、試験紙の劣化などを考慮する。逆に赤血球を認めないにも関わらず陽性の場合は、筋の挫傷や激しい運動後のミオグロビン尿も考慮する。

 尿潜血は、慢性腎炎や泌尿器系腫瘍・結石・溶血性疾患のスクリーニング検査として広く用いられる。

 しかし、偽陰性を避けるため採尿前数時間は激しい運動を控え、陽性ならば尿沈渣で確認すべきである。また、女子では月経血混入の可能性を念頭におく。月経初日より約一週間は陽性となり得る。

【陽性を示す病態】
[血尿をきたす疾患]
 尿路の炎症(急性腎炎・慢性腎炎・腎結核・腎梗塞・腎盂炎・膀胱炎・尿道炎・前立腺炎等)、結石、腫瘍(癌腫・乳頭腫・副腎癌など)。
 出血性素因(白血病・紫斑病・血友病等)、フィラリア症、特発性腎出血、無症候性腎出血、性器出血の混入
[ヘモグロビン尿症]
 中毒(サルファ剤・キニーネ・フェニルヒドラジン・砒素・シュウ酸)、蛇毒、マラリア、不適合輸血、重症火傷,先天性および後天性溶血性貧血群、発作性寒冷血色素尿症、赤血球G-6-PD(グルコース-6-リン酸脱水素酵素)欠乏症
[ミオグロビン尿症]
 重症挫傷、横紋筋融解症
関連項目 比重[尿検査], 蛋白定量[尿検査], 糖定量[尿検査], 沈渣[尿検査],
 

※チャート参照:透析管理料の対象項目です。
チャート参照:手術前管理料の対象項目です。
総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

算定備考

実施料は、当該保険医療機関内で検査を行った場合のみ算定できます(尿一般検査26点、尿沈渣(フローサイトメトリー法24点、鏡検法27点))。

チャート 

実施料について2

容  器 
提出容器
 

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