検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年11月1日時点の情報です。

入力コード 00710  統一コード 1B060 
項目名 消化状態[糞便検査]
intestinal absorption test [feces]
実施料
20
判断料区分 尿便 
健康保険名称  糞便検査/糞便塗抹顕微鏡検査(虫卵、脂肪及び消化状況観察を含む。) 
検査方法
ズダンⅢ染色法

ヨード染色法/

検査材料
糞便
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 糞便 親指頭大
29
冷蔵
報告所要日数
2~3日
臨床的
意義 
糞便を肉眼的に観察し、染色等を行って消化器系機能や疾患を診断する検査。
   糞便を染色等により、肉眼的および顕微鏡的に調べ、消化器系の機能や異常を判定する検査である。

1. 外見的検査
 糞便の色調や硬度を観察することで腸管の機能、狭窄の有無、胆汁排泄状態などを把握する。また、摂取した化学物質を推定することも、種類によっては可能である。一般に、固形便・有形軟便・泥状便・水様便などに分類されるが、腸管蠕動(腸がものを送り出す動き)が亢進しているときや、腸管の炎症により水分の吸収が不十分の場合は下痢便となる。以下に色調との関係を示す。

 黄褐色:混合食
 黒褐色:肉食
 黄色または黄緑色:下痢
 タール便または鮮紅色:消化管出血
 粘土色:胆汁排泄不良
 黒色:ビスマスまたは鉄剤の服用 など

2. 染色による化学的検査
 ズダンⅢ染色により脂肪を、ヨード染色によりデンプンを証明する。

 正常糞便中には1日量にして約2~6gの脂肪が含まれているが、閉塞性黄疸等で胆汁排出が不良の場合には、脂肪の吸収障害により糞便中に脂肪酸が認められる。また、膵疾患の場合には中性脂肪が出現するため脂肪酸が陽性となる。

 糖質の消化障害がある場合には、糞便中にデンプンが認められるが、健常人でも多量にデンプン食を摂取すると陽性になることがある。

 また、胆石・糞石・膵石などは糞便中に排泄されることがある。

【報告内容】色調、硬度、脂肪、デンプン、結晶

【異常を示す病態】
 [脂肪(+)] 膵疾患(膵液分泌不全)
 [デンプン(+)] 糖質消化障害
 [結晶(+)] 胆石、膵結石、糞石
関連項目 便中ヘモグロビン[糞便検査][糞便検査], 虫卵(塗抹)[糞便検査][糞便検査], 虫卵(集卵)[糞便検査][糞便検査],
算定備考

実施料は、「塗抹顕微鏡検査」として一連の算定となります。

容  器 
提出容器

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