WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00002 |
間接ビリルビン |
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
計算法 | mg/dL 0.2~1.0 |
1~2日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00002 |
間接ビリルビン |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
計算法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
mg/dL 0.2~1.0 |
1~2日 |
備考
検体
- チャート参照:生化学検査・免疫血清学検査などにおいて、多項目同時依頼の際の必要血清量は、[0.45 + (0.05 x 依頼項目数)]mLが目安となります。
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
チャート
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
ビリルビン懇談会: 臨床検査機器・試薬 21, 451, 1998.
近藤仁司, 他: 臨床化学 25, 20, 1996.
検査項目解説
臨床的意義
グルクロン酸抱合を受ける前のビリルビンで黄疸鑑別の指標である。崩壊したヘモグロビンに由来し、溶血性貧血で上昇する。
ビリルビンは、ポルフィリン環の開環によって生じ、血中の約70 %以上は赤血球崩壊によるヘモグロビンに由来する。残りはヘモグロビン以外のポルフィリン環を持つ物質(ポルフィリン体、チトクローム、ヘム蛋白)や無効造血などに由来し、シャントビリルビンと呼ばれる。
赤血球崩壊によるビリルビンの生成の場は、脾臓、骨髄などの網内系で、ビリベルジンを経て遊離型ビリルビンとして血中へ放出される。この遊離型ビリルビンを、間接ビリルビン(indirect bilirubin:I-Bil)と呼ぶ。
ビリルビンの直接型と間接型の名称は、アゾ色素法においてアルコール処理で反応するビリルビンを間接型、無処理で反応するものを直接ビリルビンと呼ぶことに由来する。
総ビリルビンが上昇し、間接ビリルビンの値も上昇している場合には、黄疸がみられる溶血性貧血などの赤血球の破壊や、肝細胞による包括化以前の処理過程の異常が原因となっている可能性がある。
なお、間接ビリルビンは尿中には排泄されない。
【高値を示す疾患】
溶血性貧血,新生児黄疸
【低値を示す疾患】
小球性低色素性貧血
関連疾患
D55-D59:溶血性貧血 → D55-D59:溶血性貧血
P59.9.1:新生児黄疸 → P50-P61:胎児・新生児血液疾患
D50.8.1:小球性低色素性貧血 → D50-D53:栄養性・出血性貧血
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.