WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

25972

ヒ素 〈尿〉
(As)arsenic

3K135-0000-001-274

随時尿
5

冷蔵

還元気化原子吸光法

μg/L

20~29日

項目
コード
検査項目

25972

ヒ素 〈尿〉
(As)arsenic

3K135-0000-001-274

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
随時尿
5

冷蔵

還元気化原子吸光法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

μg/L

20~29日

備考

項目

  • 48時間以内にシーフードを食べないようにご注意ください。

容器

  • ※チャート参照:「ヒ素」「タリウム」尿提出容器

基準

  • 産業衛生関連検査としてご依頼の場合の基準値は、チャート参照:産業衛生関連検査一覧
  • 本検査は「*33」へ再委託をいたします.

チャート

「ヒ素」「タリウム」尿提出容器
産業衛生関連検査一覧

検査項目解説

臨床的意義

ヒ素の直近の暴露状況を調べる検査である。

 ヒ素(As)は、窒素族元素のひとつであり、土壌や水中といった自然界にも広く存在している。そのため、飲料水や様々な食品にも微量のAsが含まれ、さらに生体中にも含まれており、生命維持に必須な元素と考えられている。

 生体に取り込まれたAsの大部分は速やかに尿中に排出される。海産物などに極微量のAs化合物が含まれているといわれているが、健康影響は認められていない。

 多くの有機As化合物が存在するが、メチルアルシン酸、ジメチルアルシン酸、ギフェニルアルシン酸などは除草剤や医薬品にも使用される。

 Asは、リポ酸を補酵素とするピルビン酸脱水磯酵素や、αケトグルタル酸脱水素酵素の代謝酵素を阻害するため、毒性がきわめて強くAsおよびAs化合物は毒物として指定されている。この毒性は化学形態により大きく異なることが知られている。

 高濃度のAsを摂取した場合、急性中毒症状としては口渇、発熱、腹痛、嘔吐、下痢、筋肉痛など多岐にわたり多臓器不全を起こすこともある。

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