WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
25752 |
乱用薬物スクリーニングdrug abuse survey3L970-0000-001-024 |
単独検体開栓厳禁
|
25 |
冷蔵 |
EMIT(スクリーニング)LC-MS/MS(確認検査) | 検出せず |
3~4日 |
項目 コード |
検査項目 |
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25752 |
乱用薬物スクリーニングdrug abuse survey3L970-0000-001-024 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
単独検体開栓厳禁
|
25 |
冷蔵 |
EMIT(スクリーニング)LC-MS/MS(確認検査) |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
検出せず |
3~4日 |
備考
項目
- チャート参照:規制薬・医薬品などスクリーニング検査対象薬物
- スクリーニング検査で陰性が確定しなかった場合は、LC-MS/MSにて確認後にご報告します。
検体
- 必ず専用検体としてご提出ください。
- コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
方法
- 検体妥当性試験を実施します(クレアチニン濃度、比重、pHおよび亜硝酸塩濃度を測定し、検査材料である尿が薬物検査に適しているか否かを確認します)。
基準
- チャート参照:「乱用薬物検査」陽性判定下限値
日数
- 確認検査実施時の所要日数は5~6日(スクリーニング検査を含む)です。
報告
- 感冒薬・漢方薬などの投与によって陽性となる場合があります。
- 一部の薬剤(セレギリンなど)の投与によって、尿中にその代謝物である覚せい剤が検出される場合があります。
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
チャート
容器
容器番号25:尿一般容器
- 容量: 10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 尿一般検査
参考文献
Department of Health and Human Services: Mandatory Guidelines for Federal Workplace Drug Testing Programs, USA.
検査項目解説
臨床的意義
代表的な違法薬物12種を検出する検査である。
本検査は、覚せい剤、あへん系麻薬、コカイン系麻薬、幻覚剤、大麻・マリファナを対象に、代謝物を含め12種類の薬物を検出する。代謝物の検出は、使用した薬物の特定に役立つ。
違法薬物の使用は社会問題であり、企業の健全性の確保と安心の証明(顧客や地域の安全確保、自社の社会的信頼の確保、従業員管理)や、麻薬中毒者ではない証明が必要な資格取得のために検査が実施される。
具体的な使用法として、違法薬物使用の誘惑から思い留まらせる、違法薬物を使用している従業員を発見する、国際社会で通用する薬物検査結果報告書を取得する、違法薬物使用者を採用しないようにする、薬物乱用歴がある者が断薬を続けるよう管理・支援するが挙げられる。
乱用薬物検査(ISO/IEC17025認定)は、検査内容は乱用薬物スクリーニングと同一であるが、検体の採取・提出方法などにも制限があり、これらを満たした上で報告書の発行ができる。このため限定的な顧客より受託をしている項目である。
被検者が検査対象である薬物の非合法な使用(乱用)を隠蔽しようとして、検体の改ざんを行っている可能性があるため、薬物の検査に先立ち妥当性試験を行い、適切な検体であるか否かを確認する。ここで、不適切な検体であると判定された場合には、再採尿を勧める旨のコメントとともに無効、混入、入替のいずれかの結果を報告する。妥当性試験により適切な検体であると判定された場合に、薬物の一次スクリーニング検査(EMIT法)を行い、陰性となった検体は、検出せずを報告する。一次スクリーニング検査により陰性が確定しなかった検体は、LC-MS/MS法による確認検査を行う。
【陽性を示す疾患】
麻薬および精神変容薬による中毒
関連疾患
T40:麻薬および精神変容薬による中毒 → T36-T50:薬物・薬剤による毒作用
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.