WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
25778 |
幻覚剤検査 |
単独検体開栓厳禁
|
25 |
冷蔵 |
EMIT(スクリーニング)LC-MS/MS(確認検査) | 検出せず |
3~4日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
25778 |
幻覚剤検査 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
単独検体開栓厳禁
|
25 |
冷蔵 |
EMIT(スクリーニング)LC-MS/MS(確認検査) |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
検出せず |
3~4日 |
備考
項目
- チャート参照:規制薬・医薬品などスクリーニング検査対象薬物
- スクリーニング検査で陰性が確定しなかった場合は、LC-MS/MSにて確認後にご報告します。
検体
- 必ず専用検体としてご提出ください。
- コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
方法
- 検体妥当性試験を実施します(クレアチニン濃度、比重、pHおよび亜硝酸塩濃度を測定し、検査材料である尿が薬物検査に適しているか否かを確認します)。
日数
- 確認検査実施時の所要日数は5~6日(スクリーニング検査を含む)です。
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
チャート
容器
容器番号25:尿一般容器
- 容量: 10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 尿一般検査
参考文献
Department of Health and Human Services: Mandatory Guidelines for Federal Workplace Drug Testing Programs, USA.
検査項目解説
臨床的意義
麻薬および向精神薬取締法で規制されている幻覚剤(MDA、MDMA、MDEA、フェンシクリジン)を検出する検査である。
MDA、MDMA、MDEA、フェンシクリジンは、幻覚作用のある合成麻薬で、本邦では麻薬および向精神薬取締法で規制されている。
本検査は、被検者が検査対象である薬物の非合法な使用(乱用)を隠蔽しようとして、検体の改ざんを行っている可能性があるため、薬物の検査に先立ち妥当性試験を行い、適切な検体であるか否かを確認する。ここで、不適切な検体であると判定された場合には、再採尿を勧める旨のコメントとともに無効、混入、入替のいずれかの結果を報告する。妥当性試験により適切な検体であると判定された場合に、薬物の一次スクリーニング検査(EMIT法)を行い、陰性となった検体は、検出せずを報告する。一次スクリーニング検査により陰性が確定しなかった検体は、LC-MS/MS法による確認検査を行う。
【陽性を示す疾患】
麻薬および精神変容薬による中毒
関連疾患
T40:麻薬および精神変容薬による中毒 → T36-T50:薬物・薬剤による毒作用
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.