WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
26310 |
成長ホルモン |
遠心
|
01 |
冷蔵 |
ECLIA | ng/mL M 2.47 以下 |
包括105 D008 12 生Ⅱ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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26310 |
成長ホルモン |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
冷蔵 |
ECLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/mL M 2.47 以下 |
包括105 D008 12 生Ⅱ |
2~3日 |
備考
項目
- ビオチンの影響については、ご利用の手引き「14.検査材料に関するご参考情報」のページをご参照ください。
検体
- EDTA血漿、ヘパリン血漿も検査可。
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:内分泌学的検査/成長ホルモン(GH)
- 実施料:包括105
- 診療報酬区分:D008 12
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
小山沙世, 他: 医学と薬学 68, 899, 2012.
検査項目解説
臨床的意義
成長促進、タンパク質同化、脂肪分解などを行う下垂体前葉ホルモンであり、分泌過剰で先端巨大症を来す。
成長ホルモン(GH)は、下垂体前葉より放出されるペプチドホルモンである。末梢組織に直接またはソマトメジンを介して成長促進、タンパク質同化、脂肪分解などの生理作用をおよぼす。GHの分泌は日内変動の他、摂食、睡眠、ストレスなどにより大きく変動を繰り返している。
GHの大部分は睡眠中に分泌されるが、1日10回程度の脈動的分泌も存在する。
GHの測定は、下垂体前葉機能の診断に有用であり、血中GH濃度が高値の場合、先端巨大症、下垂体性巨人症などの診断および経過観察に用いられる。
GH低値の場合は、インスリン負荷、アルギニン負荷、L-ドーパ負荷、GRF負荷などの分泌刺激試験が行われる。
採血に当たっては、GH分泌が運動ストレス、食事(アミノ酸摂取)、エストロジェン投与などにより促進され、ブドウ糖負荷、ソマトスタチンなどにより抑制されることを考慮する。
【高値を示す疾患】
異所性GHRH産生腫瘍,先端巨大症
【低値を示す疾患】
甲状腺機能低下症,下垂体機能低下症
備考
- チャート参照:成長ホルモンの24時間分泌パターン
関連疾患
E16.8.3:異所性GHRH産生腫瘍 → E15-E16:その他の膵内分泌疾患
E22.0.5:先端巨大症 → E20-E35:その他の内分泌疾患
E03.9.4:甲状腺機能低下症 → E00-E07:甲状腺疾患
E23.0.13:下垂体機能低下症 → E20-E35:その他の内分泌疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.