WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

02503

甲状腺刺激ホルモン
(TSH)thyroid-stimulating hormone

4A055-0000-023-051

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

μIU/mL

0.350~4.94

98

D008 6

生Ⅱ

2~3日

項目
コード
検査項目

02503

甲状腺刺激ホルモン
(TSH)thyroid-stimulating hormone

4A055-0000-023-051

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

μIU/mL

0.350~4.94

98

D008 6

生Ⅱ

2~3日

備考

参考

  • チャート参照:透析管理料の対象項目です。
  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:内分泌学的検査/甲状腺刺激ホルモン(TSH)
  • 実施料:98
  • 診療報酬区分:D008 6
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 各種ホルモンの日内変動検査は、内分泌学的検査の該当する項目の測定回数により算定するが、その回数については妥当適切な範囲であること。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

玉井 一, 他: 医学と薬学 42, (4), 609, 1999.

検査項目解説

臨床的意義

下垂体前葉から分泌され、甲状腺ホルモンの分泌を刺激するホルモンである。甲状腺の異常が疑われる場合に最初に測定される。

 甲状腺刺激ホルモン(TSH)は、αとβの2つのサブユニットからなる分子量28,300の糖タンパクである。TSHは、視床下部ホルモンである甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)の分泌により刺激を受け産生され、甲状腺ホルモンにより抑制を受ける。

 TSHは甲状腺濾胞上皮細胞のレセプターに結合して、サイクリックAMPを介して甲状腺におけるヨード摂取、甲状腺ホルモンの分泌などを促進する働きを持つ。

 TSH高値で、甲状腺ホルモンが低値または正常の場合は、原発性甲状腺機能低下症を、甲状腺ホルモンが高値の場合は、TSH産生腫瘍や甲状腺ホルモン不応症を疑う。

 TSH低値で、甲状腺ホルモンが低値の場合は、二次性・三次性甲状腺機能低下症を疑い、甲状腺ホルモンが高値の場合は、バセドウ病などの甲状腺機能亢進症を疑う。

 病態を詳しく把握するためにはTRH試験などの負荷試験を併用する。

【高値を示す疾患】

クレチン病甲状腺機能低下症亜急性甲状腺炎慢性甲状腺炎

【低値を示す疾患】

バセドウ病甲状腺機能亢進症

関連疾患

E00.9.1:クレチン病 E00-E07:甲状腺疾患
E03.9.4:甲状腺機能低下症 E00-E07:甲状腺疾患
E06.1.1:亜急性甲状腺炎 E00-E07:甲状腺疾患
E06.3.6:慢性甲状腺炎 E00-E07:甲状腺疾患
E05.0.2:バセドウ病 E00-E07:甲状腺疾患
E05.9.5:甲状腺機能亢進症 E00-E07:甲状腺疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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