WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
27558 |
ソマトメジン-C |
遠心
|
01 ↓
02 |
4週 凍 |
ECLIA | ng/mL |
包括212 D008 42 生Ⅱ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
27558 |
ソマトメジン-C |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 ↓
02 |
4週 凍 |
ECLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/mL |
包括212 D008 42 生Ⅱ |
2~3日 |
備考
項目
- ビオチンの影響については、ご利用の手引き「14.検査材料に関するご参考情報」のページをご参照ください。
依頼
- 性別、年齢を必ず明記してください。
検体
- 血漿も検査可。
基準
- チャート参照:「ソマトメジン-C」基準値
診療報酬
- 保険名称:内分泌学的検査/ソマトメジンC
- 実施料:包括212
- 診療報酬区分:D008 42
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
チャート
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
参考文献
島津 章, 他: 医学と薬学 76, (4), 541, 2019.
検査項目解説
臨床的意義
GHの働きにより肝臓で産生される物質である。測定意義はGHとほぼ同様であるが、血中濃度が生理的変動に左右されにくく安定している。
ソマトメジン-Cは、別名インスリン様成長因子-Ⅰ(IGF-Ⅰ)ともいい、成長ホルモンの骨格組織への作用を仲介する物質である。成長促進、細胞増殖、インスリン様作用など多彩に働き、主に肝臓で産生される。ほぼ完全に成長ホルモン(GH)依存性であり、GHの分泌状況により大きな影響を受け、GH分泌過剰症、分泌不全症においてパラレルに変動する。
IGFにはⅠとⅡがあり、ⅠはGH依存性も成長促進作用も強い。また、GH自体は脈動的に分泌される上、睡眠時に高く、覚醒時に低値となるという日内リズムを持っている。これに対し、ソマトメジン-Cは比較的安定で変動も少ないのでGHのすぐれた分泌評価指標として用いられる。
GH分泌亢進を疑う場合、ソマトメジン-Cが高値であれば糖負荷試験を行い、GHが抑制されなければGH分泌過剰症と診断する。ソマトメジン-C低値の場合には、他の要因を除外した上でGH分泌刺激試験を実施しGH分泌不全を診断する。
【高値を示す疾患】
巨人症,先端巨大症,甲状腺機能亢進症,妊娠
【低値を示す疾患】
下垂体機能低下症,甲状腺機能低下症,肝硬変症
関連疾患
E05.9.5:甲状腺機能亢進症 → E00-E07:甲状腺疾患
Z33.1:妊娠 → Z30-Z39:妊娠による影響
E22.0.4:巨人症 → E20-E35:その他の内分泌疾患
E22.0.5:先端巨大症 → E20-E35:その他の内分泌疾患
E03.9.4:甲状腺機能低下症 → E00-E07:甲状腺疾患
K74.6.13:肝硬変症 → K70-K77:肝疾患
E23.0.13:下垂体機能低下症 → E20-E35:その他の内分泌疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.