WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00922

総サイロキシン
(T4)thyroxine

4B030-0000-023-051

血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

μg/dL

4.87~11.72

105

D008 11

生Ⅱ

2~3日

項目
コード
検査項目

00922

総サイロキシン
(T4)thyroxine

4B030-0000-023-051

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

μg/dL

4.87~11.72

105

D008 11

生Ⅱ

2~3日

備考

参考

診療報酬

  • 保険名称:内分泌学的検査/サイロキシン(T4)
  • 実施料:105
  • 診療報酬区分:D008 11
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 各種ホルモンの日内変動検査は、内分泌学的検査の該当する項目の測定回数により算定するが、その回数については妥当適切な範囲であること。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

玉井 一, 他: 医学と薬学 42, (4), 609, 1999.

検査項目解説

臨床的意義

基礎代謝を高める甲状腺ホルモンの一種である。血中T4からT3に代謝されるが、活性はT3の方が強い。

 総サイロキシン(T4)は、甲状腺で合成されるホルモンで、生体の基礎代謝を高める機能を持つ。分子中にヨードを4分子持つ甲状腺(thyroid gland)ホルモンであることからT4と呼ばれる。

 T4は、もう1つの甲状腺ホルモンであるトリヨードサイロニン(T3)と異なり100 %甲状腺でつくられ、99 %以上がサイロキシン結合グロブリン(TBG)を主とする甲状腺結合タンパク質と結合している。血中濃度においてT4は、T3の50倍程度存在するが、相対的な生理活性は低い。

 T4の血中レベルは、視床下部(TRH)-下垂体(TSH)-甲状腺(T3、T4)系のネガティブフィードバックにより調節されている。

 T3と同様にTBG値の影響を受けるので、TBG値を上昇させる薬物の投与や病態、妊娠などにより高値になることがある。この場合、一般的には遊離型のFT4は正常で機能亢進は起こりにくい。

 検査法によっては患者血清中に抗T4抗体が存在すると、その影響により異常値を呈することがあるので注意を要する。

【高値を示す疾患】

甲状腺機能亢進症亜急性甲状腺炎

【低値を示す疾患】

甲状腺機能低下症橋本病

備考

関連疾患

E05.9.5:甲状腺機能亢進症 E00-E07:甲状腺疾患
E06.1.1:亜急性甲状腺炎 E00-E07:甲状腺疾患
E03.9.4:甲状腺機能低下症 E00-E07:甲状腺疾患
E06.3.4:橋本病 E00-E07:甲状腺疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

フリーワード検索

複数ワードはスペース区切り:
ページトップへ

記載内容について