WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
27813 |
サイロキシン結合グロブリン |
遠心
|
01 ↓
02 |
2週 凍 |
CLEIA | μg/mL 14~31 |
包括130 D008 18 生Ⅱ |
2~5日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
27813 |
サイロキシン結合グロブリン |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 ↓
02 |
2週 凍 |
CLEIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
μg/mL 14~31 |
包括130 D008 18 生Ⅱ |
2~5日 |
診療報酬
- 保険名称:内分泌学的検査/サイロキシン結合グロブリン(TBG)
- 実施料:包括130
- 診療報酬区分:D008 18
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
参考文献
家入蒼生夫: 日本臨牀 63, (増刊号8), 272, 2005.
検査項目解説
臨床的意義
甲状腺ホルモンを輸送する役割を担うタンパク質である。血中の甲状腺ホルモンの大部分がTBGと結合して存在する。
サイロキシン結合グロブリン(TBG)は、主要な甲状腺ホルモン輸送タンパク質である。T4の運搬、貯蔵や濃度変化に対する緩衝作用を担う分子量54,000の糖タンパクで、主に肝臓で合成され血中半減期は約5日といわれる。
甲状腺ホルモンの大部分がTBGと結合して存在しており、血中ではT4の0.03 %、T3の0.3 %が遊離の形で存在しているにすぎない。
具体的にはT4濃度と臨床症状が合致しない場合、TBGの過剰または不足を疑い測定が行われる。FT4の定量が簡便に行うことができる現在では、以前ほど測定されなくなってきている。
TBG濃度は出生時が最も高く、以後思春期頃まで減少して行き、中年頃まで低値を保つ。妊婦では高値をとる。男性の方が低値を示すことが多いが、これは男性ホルモン関与のためとされている。
【高値を示す疾患】
甲状腺機能低下症,TBG増多症,急性肝炎
【低値を示す疾患】
甲状腺機能亢進症,肝硬変症,ネフローゼ症候群
関連疾患
B17.9.3:急性肝炎 → B15-B19:ウイルス性肝炎
E03.9.4:甲状腺機能低下症 → E00-E07:甲状腺疾患
E07.8.4:TBG増多症 → E00-E07:甲状腺疾患
K74.6.13:肝硬変症 → K70-K77:肝疾患
N04.9.3:ネフローゼ症候群 → N00-N08:糸球体疾患
E05.9.5:甲状腺機能亢進症 → E00-E07:甲状腺疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.