WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
26309 |
TSHレセプター抗体定量 |
遠心
|
01 |
6日 冷蔵 |
ECLIA | IU/L 2.0 未満 |
214 D014 27 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
26309 |
TSHレセプター抗体定量 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
6日 冷蔵 |
ECLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
IU/L 2.0 未満 |
214 D014 27 免疫 |
2~3日 |
備考
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:自己抗体検査/抗TSHレセプター抗体(TRAb)
- 実施料:214
- 診療報酬区分:D014 27
- 判断料区分:免疫学的検査
「TSHレセプター抗体」と「TSH刺激性レセプター抗体」を同時に行った場合は、いずれか一方のみ算定できます。
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
吉村 弘, 他: 医学と薬学 59, 1111, 2008.
検査項目解説
臨床的意義
甲状腺ホルモンに異常がある場合の二次検査に適する。甲状腺機能亢進時のバセドウ病の鑑別にきわめて有用な検査である。
TSHレセプターは、分子量約100,000の糖タンパクで、これにTSHが結合すると活性化される。このレセプターに対する自己抗体がバセドウ病で血中に認められる。
この抗体は通常TSHレセプター抗体と呼ばれ、TSHがレセプターと結合するのを阻害する。これらの抗体の一部には甲状腺刺激作用があり、バセドウ病の亢進状態をもたらす。一方、TSHによる刺激を阻止する自己抗体(甲状腺刺激阻止抗体)も存在しており、この場合は甲状腺機能低下症を起こす。
これらの抗体は、以前は標識されたTSHとの競合阻害活性をみることで抗体の強さを数値化し、パーセント表示されていたが、本法はそれを定量化して報告するものである。
この他に甲状腺刺激性の自己抗体活性をみる検査としてTSH刺激性自己抗体(TSAb)測定が存在する。
【高値を示す疾患】
バセドウ病,甲状腺機能亢進症
関連疾患
E05.0.2:バセドウ病 → E00-E07:甲状腺疾患
E05.9.5:甲状腺機能亢進症 → E00-E07:甲状腺疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.