WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
27609 |
遊離サイロキシン |
遠心
|
01 |
7日 冷蔵 |
ECLIA | ng/dL 0.90~1.70 |
包括121 D008 14 生Ⅱ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
27609 |
遊離サイロキシン |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
7日 冷蔵 |
ECLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/dL 0.90~1.70 |
包括121 D008 14 生Ⅱ |
2~3日 |
備考
参考
- チャート参照:透析管理料の対象項目です。
診療報酬
- 保険名称:内分泌学的検査/遊離サイロキシン(FT4)
- 実施料:包括121
- 診療報酬区分:D008 14
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
検査項目解説
臨床的意義
甲状腺ホルモンの一種であるT4の遊離型である。T4は、ほとんどがタンパク質と結合しており活性を持たないが、本検査は生物活性を持つ遊離型を定量する検査である。
甲状腺ホルモン(T4、T3)は、大部分が結合タンパク質(主にTBG)と結合している。
サイロキシン(T4)において、遊離型(FT4)の占める割合はおよそ0.02~0.03 %である。遊離型のみ生理活性を持つため、FT4を測定することは重要であるが、以前は測定自体が困難で、主に総サイロキシンが測定されてきた。しかし、抗T4抗体の影響を受けない測定系が開発されたため、現在ではFT4測定が甲状腺機能検査の主流になっている。
日内変動や食事の影響がほとんどないため、特に採血上の制約はない。
高値が認められた場合は、甲状腺機能亢進症か亢進を伴わない甲状腺中毒症を鑑別するためにヨード摂取率を検査する。TBG異常もチェックする必要があり、T4や、トリヨードサイロニン(T3)、TBGの測定が望ましい。
【高値を示す疾患】
甲状腺機能亢進症,甲状腺中毒症,亜急性甲状腺炎,甲状腺ホルモン不応症
【低値を示す疾患】
視床下部性甲状腺機能低下症,甲状腺機能低下症
備考
- チャート参照:甲状腺ホルモンの代謝経路
関連疾患
E07.8.7:甲状腺ホルモン不応症 → E00-E07:甲状腺疾患
E05.9.5:甲状腺機能亢進症 → E00-E07:甲状腺疾患
E05.9.6:甲状腺中毒症 → E00-E07:甲状腺疾患
E06.1.1:亜急性甲状腺炎 → E00-E07:甲状腺疾患
E03.8.4:視床下部性甲状腺機能低下症 → E00-E07:甲状腺疾患
E03.9.4:甲状腺機能低下症 → E00-E07:甲状腺疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.