WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 10 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

13803

サイログロブリン
(Tg)《CLIA》thyroglobulin

4B040-0000-023-051

血液
2

遠心

 

血清
0.4

01

 

02

 

 

1週

冷蔵

CLIA

ng/mL

3.68~64.15

包括128

D008 16

生Ⅱ

2~3日

項目
コード
検査項目

13803

サイログロブリン
(Tg)《CLIA》thyroglobulin

4B040-0000-023-051

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.4

01

 

02

 

 

1週

冷蔵

CLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

ng/mL

3.68~64.15

包括128

D008 16

生Ⅱ

2~3日

備考

検体

  • 必ず血清分離の上、指定容器に移してご提出ください。

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:内分泌学的検査/サイログロブリン
  • 実施料:包括128
  • 診療報酬区分:D008 16
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 各種ホルモンの日内変動検査は、内分泌学的検査の該当する項目の測定回数により算定するが、その回数については妥当適切な範囲であること。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

久保敬補, 他: 医学と薬学 77, (1), 99, 2020.

検査項目解説

臨床的意義

特に甲状腺分化癌の術後経過観察において、Tg測定は再発・残存腫瘍の早期検出に有用であるとされている。

 サイログロブリン(thyroglobulin:Tg)は、分子量約660,000の糖タンパク質であり、2つのサブユニットから構成されており、甲状腺濾胞細胞により産生され、甲状腺ホルモンの前駆体として濾胞腔に貯えられている。

 甲状腺刺激ホルモン(TSH)の作用により、甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)を介してヨウ素がTgに結合し、トリヨードサイロニン(T3)およびサイロキシン(T4)が生成される。この一連の反応は、甲状腺ホルモンの合成、貯蔵、分泌において中心的な役割を担っている。

 Tgは甲状腺濾胞細胞のみで産生されるため、臓器特異性の高いマーカーとされている。しかし、良性から悪性までさまざまな甲状腺疾患によりTg値は上昇することがあるため、疾患特異性は低いとされている。臨床においては、特に甲状腺分化癌の術後経過観察において、Tg測定は再発・残存腫瘍の早期検出に有用であるとされている。

【高値を示す疾患】

甲状腺悪性腫瘍バセドウ病

関連疾患

E05.0.2:バセドウ病 E00-E07:甲状腺疾患
C73.2:甲状腺悪性腫瘍 C73-C75:甲状腺・内分泌腺腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

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