WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

01064

プレグナントリオール
(P3)pregnanetriol

4F060-0000-004-205

 

蓄尿
2

 

25

4週

冷蔵

LC-MS/MS

mg/day

M 0.25~1.48
F 卵胞期 0.07~1.24
黄体期 0.25~1.58
閉経後 1.00 以下

包括232

D008 48

生Ⅱ

5~7日

項目
コード
検査項目

01064

プレグナントリオール
(P3)pregnanetriol

4F060-0000-004-205

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

 

蓄尿
2

 

25

4週

冷蔵

LC-MS/MS
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

mg/day

M 0.25~1.48
F 卵胞期 0.07~1.24
黄体期 0.25~1.58
閉経後 1.00 以下

包括232

D008 48

生Ⅱ

5~7日

備考

検体

  • 蓄尿時は冷暗所に保管してください(保存剤による影響はありません)。

診療報酬

  • 保険名称:内分泌学的検査/プレグナントリオール
  • 実施料:包括232
  • 診療報酬区分:D008 48
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 各種ホルモンの日内変動検査は、内分泌学的検査の該当する項目の測定回数により算定するが、その回数については妥当適切な範囲であること。

容器

容器番号25:尿一般容器

  • 容量: 10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 尿一般検査

検査項目解説

臨床的意義

17α-OHPの尿中代謝物として測定される検査である。先天性副腎皮質過形成に伴い高値となる。

 プレグナントリオール(P3)は、黄体ホルモンの尿中代謝産物の一種である。

 本検査では、プロジェステロンが17α-ヒドロキシラーゼにより副腎や卵巣で17α-ハイドロキシプロジェステロン(17α-OHP)に代謝され、さらに肝臓で3位の水酸基にグルクロン酸が抱合された尿中排泄物を測定する。通常、尿中に排泄された抱合体を、β-グルクロニダーゼで加水分解し、プレグナントリオールを抽出して測定に供する。したがって、P3の検査値はプロジェステロン、17α-OHPの血中濃度を反映している。

 先天性副腎皮質過形成(CAH)の一種、11β-ハイドロキシラーゼ欠損や21-ハイドロキシラーゼ欠損がある場合は、コルチゾールが産生されないため、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)や、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)がネガティブフィードバックを受けず多量に分泌される。この患者の尿中にはプレグナントリオール-3-グルクロニドが多量に排泄される。したがって、P3の主な検査目的は、21-ハイドロキシラーゼ欠損児における副腎皮質ホルモン剤の補充療法のモニタリングにある。

 また、婦人科領域ではLHサージに先行してのエストラジオールの上昇時にP3のピークがみられるので、排卵の検査に用いられることがある。一方、妊娠中は増加傾向を示すが、他の胎盤性ステロイドと比較して妊娠周期における変化が乏しいので、胎盤機能判定に使用されることは少ない。

【高値を示す疾患】

副腎癌先天性副腎過形成副腎性器症候群多のう胞性卵巣症候群妊娠

【低値を示す疾患】

下垂体機能低下症

備考

  • チャート参照:副腎皮質ホルモンの生合成経路と関連物質
    チャート参照:先天性副腎過形成症の検査診断

関連疾患

E28.2.2:多のう胞性卵巣症候群 E20-E35:その他の内分泌疾患
Z33.1:妊娠 Z30-Z39:妊娠による影響
C74.9.4:副腎癌 C73-C75:甲状腺・内分泌腺腫瘍
E25.0.8:先天性副腎過形成 E20-E35:その他の内分泌疾患
E25.9.4:副腎性器症候群 E20-E35:その他の内分泌疾患
E23.0.13:下垂体機能低下症 E20-E35:その他の内分泌疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

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