WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01061 |
プロジェステロン |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
CLIA | ng/mL |
包括143 D008 22 生Ⅱ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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01061 |
プロジェステロン |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
CLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/mL |
包括143 D008 22 生Ⅱ |
2~3日 |
備考
依頼
- 妊娠の有無、妊娠週数を必ず明記してください。
基準
- チャート参照:「プロジェステロン」基準値
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:内分泌学的検査/プロゲステロン
- 実施料:包括143
- 診療報酬区分:D008 22
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
チャート
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
岩佐 武, 他: 産科と婦人科 73, (1), 133, 2006.
検査項目解説
臨床的意義
卵巣と胎盤から分泌され、黄体機能や妊娠に深く関わる性ホルモンで黄体ホルモンと呼ばれる。月経の周期異常や不妊症の診断に有用な検査である。
プロジェステロン(P4)は、一般に黄体ホルモンと呼ばれ、プレグネノロンから生成されるステロイドホルモンである。女性では卵巣と胎盤から分泌され黄体機能や妊娠に深く関っており、その90 %程度が結合タンパク質と結合している。
プロジェステロンは、子宮内膜と子宮筋に作用し、妊娠の維持を行うホルモンである。同種の合成黄体ホルモン剤が経口避妊薬として用いられている。
非妊婦では、P4の血中濃度の日内変動は小さい。卵胞成熟期までの値は低く、この時期のプロジェステロンは副腎由来と考えられている。黄体期では黄体より分泌されて7日目ごろピークに達する。すなわち排卵期に黄体形成ホルモン(LH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)に2~3日遅れて増加しはじめ、7~9日でピークに達したのち次第に下降する。妊娠すると8週未満は妊娠黄体より、10週以降は胎盤より主に分泌される。この間の血中プロジェステロン濃度は9週目ごろに小さな谷を形成し、10週目から再び上昇を続け39週目ごろにピークに達する。
無排卵性無月経では、LH、FSHとともに低値でフラットであるが、無排卵性不規則月経ではLHとともに不規則に変動した後、大きなLHのピークを迎えた後に次の月経が始まる場合が多い。
【高値を示す疾患】
副腎癌,クッシング症候群,妊娠
【低値を示す疾患】
アジソン病,卵巣機能障害,無月経症
関連疾患
Z33.1:妊娠 → Z30-Z39:妊娠による影響
C74.9.4:副腎癌 → C73-C75:甲状腺・内分泌腺腫瘍
E24.9.1:クッシング症候群 → E20-E35:その他の内分泌疾患
E27.1.1:アジソン病 → E20-E35:その他の内分泌疾患
E28:卵巣機能障害 → E20-E35:その他の内分泌疾患
N91.2.5:無月経症 → N80-N98:女性生殖器の非炎症性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.