WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

08141

HBc抗体 《CLIA》HBc

5F018-1430-023-051

血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

陰性(-)
(S/CO) 1.00 未満

包括130

D013 6

免疫

2~3日

項目
コード
検査項目

08141

HBc抗体 《CLIA》HBc

5F018-1430-023-051

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

陰性(-)
(S/CO) 1.00 未満

包括130

D013 6

免疫

2~3日

備考

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:肝炎ウイルス関連検査/HBc抗体半定量・定量
  • 実施料:包括130
  • 診療報酬区分:D013 6
  • 判断料区分:免疫学的検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 免疫抑制剤の投与や化学療法を行う患者に対して、B型肝炎の再活性化を考慮し、当該治療開始前に「3」のHBs抗原、HBs抗体及び「6」のHBc抗体半定量・定量を同時に測定した場合は、患者1人につきそれぞれ1回に限り算定できる。

■ 「6」のHBc抗体半定量・定量と「8」のHBc-IgM抗体を同時に測定した場合は、一方の所定点数を算定する。

免疫抑制剤の投与や化学療法を行う患者に対して、B型肝炎の再活性化を考慮し、当該治療前に「HBs抗原」、「HBs抗体」、「HBc抗体」を同時に測定した場合は、患者1人につきそれぞれ1回に限り算定できます。
「HBc抗体」、「IgM-HBc抗体」を同時に測定した場合はいずれか一方のみの算定となります。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

飯田健一, 他: Prog. Med. 22, 1037, 2002.

検査項目解説

臨床的意義

HBVのコア蛋白に対する抗体である。感染早期より出現し長期間陽性を示しキャリアは特に高値となる。IgM-HBc抗体は感染初期のみ出現する。

 HBc抗体は、B型肝炎ウイルス(HBV)のコア蛋白に対する抗体である。感染の比較的早期から血中に出現し、年余に渡り血中で検出される。このためHBc抗体陽性だけでHBV感染状態か、感染既往かの鑑別は難しい。一般に感染既往者でHBc抗体の力価は低く、HBVキャリアにおいて高力価を示す。

 CLIA法による測定では、S/CO値(S(sample:検体の値)/CO(cut-off値))が10.0を超える場合、高力価としてHBVキャリアの可能性が高いとされている。

 一方、凝集法によるHBc抗体の臨床的意義は、CLIA法と同等であり、定量性に優れている。だが感度面ではCLIA法にやや劣るとされる。

 HBc抗体は、IgGとIgMを合わせて検出している。急性肝炎では、比較的早期にHBs抗原が陰性化し、HBs抗体が出現する以前よりHBc抗体は検出される。早期の診断に照準を合わせるならば、IgM-HBc抗体が適している。また、HBs抗原を検出し得ない一部の急性B型肝炎や、発症時にすでにHBs抗体が陽性化した劇症肝炎においても高値を示すため、診断的意義が高い。

 急性期の診断やウイルス量を把握するためにはHBV-DNA検査が有用である。

【陽性を示す疾患】

B型肝炎

備考

  • チャート参照:B型急性肝炎の臨床経過とHBV関連マーカーの動態

関連疾患

B16.9.1:B型肝炎 B15-B19:ウイルス性肝炎
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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