WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
02491 |
HCV抗体-Ⅱhepatitis C virus5F360-1488-023-051 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
CLIA | 陰性(-) |
包括102 D013 5 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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02491 |
HCV抗体-Ⅱhepatitis C virus5F360-1488-023-051 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
CLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
陰性(-) |
包括102 D013 5 免疫 |
2~3日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:肝炎ウイルス関連検査/HCV抗体定性・定量
- 実施料:包括102
- 診療報酬区分:D013 5
- 判断料区分:免疫学的検査
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
長瀬真幸, 他: 医学と薬学 78, (10), 1207, 2021.
検査項目解説
臨床的意義
HCV感染のスクリーニングに広く用いられる検査である。第一世代より感度が高く、感染後、早期に陽性となる。
C型肝炎ウイルス(HCV)は、ヒトに慢性の肝障害を引き起こすフラビウイルス科のRNAウイルスである。主な感染経路は輸血をはじめとする血液とされるが、明らかな感染のきっかけが不明の症例も多い。HCVは、急性肝炎を起こす他、ウイルスが排除されない場合は慢性化し、10年以上の長い年月を経て肝硬変から肝細胞癌に進行する。
第二世代HCV抗体は、先に確立された第一世代抗体測定系に対置される呼称である。一般には、C型肝炎ウイルス(HCV)ゲノム上のコア領域および非構造領域由来の複数種の抗原を用いて検出される抗体群と理解してよい。第一世代抗体測定系に比べてより広範囲の抗体検出が可能である。
非A非B型急性肝炎および慢性肝炎における本抗体の陽性率はかなり高く、その大多数を占める。また、抗体出現時期も早く、急性C型肝炎の場合、多くは発症後1カ月程度で陽性となる。
こうした高い抗体検出能から第二世代HCV抗体測定系は、HCV感染のスクリーニングやC型肝炎診断のfirst choiceとなる。ただし、留意しなければならないのは過去の感染既往としてのメモリー抗体の存在である。すでにHCVが排除され、肝機能が正常であっても第二世代抗体が陽性となる場合が存在する。このような肝機能正常のHCV抗体陽性例が(例えば、集団健診時に)認められた場合、厳密にはウイルス核酸の有無までTaqManPCR法にて確認することが望ましいといえるが、よりおおまかな鑑別手段としてHCVコア抗原を用いることができる。
【陽性を示す疾患】
C型肝炎
関連疾患
B18.2.1:C型肝炎 → B15-B19:ウイルス性肝炎
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.