WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
09788 |
HCV抗体-Ⅲhepatitis C virus5F360-1487-023-062 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
LPIA | 陰性(-) |
包括102 D013 5 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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09788 |
HCV抗体-Ⅲhepatitis C virus5F360-1487-023-062 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
LPIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
陰性(-) |
包括102 D013 5 免疫 |
2~3日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:肝炎ウイルス関連検査/HCV抗体定性・定量
- 実施料:包括102
- 診療報酬区分:D013 5
- 判断料区分:免疫学的検査
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
小柳博明, 他: 医学と薬学 55, 467, 2006.
検査項目解説
臨床的意義
第二世代のHCV抗体アッセイ系にNS5領域をプラスした検査である。スクリーニング目的での有用性は第二世代とほぼ同等である。
C型肝炎ウイルス(HCV)は、ヒトに慢性の肝障害を引き起こすフラビウイルス科のRNAウイルスである。主な感染経路は輸血をはじめとする血液とされるが、明らかな感染のきっかけが不明の症例も多い。HCVは、急性肝炎を起こす他、ウイルスが排除されない場合は慢性化し、10年以上の長い年月を経て肝硬変から肝細胞癌に進行する。
一般に第三世代HCV抗体と呼ばれる検査は、いわゆる第二世代抗体測定系にC型肝炎ウイルス(HCV)ゲノム上のNS5領域由来の抗原を付加したものである。構成自体はコア領域および非構造領域の複合抗原であることに変わりがなく、測定系として分類、定義するなら第二世代HCV抗体の一種となる。実際、臨床的感度も第二世代HCV抗体を大きく上回るものではない。
なお、第三世代HCV抗体測定系においてNS5抗原により検出される抗体は、一般に感染既往抗体と考えられている。NS5抗体単独陽性血清でHCV-RNAの有無を検索した成績によれば、その大部分はRNA陰性であった。したがって、現時点のHCV感染のスクリーニングを目的とするとき、第二世代と第三世代のいずれによっても本質的な優劣はないということができる。
【陽性を示す疾患】
C型肝炎
関連疾患
B18.2.1:C型肝炎 → B15-B19:ウイルス性肝炎
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.