WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

08896

HCVコア抗原hepatitis C virus

5F360-1500-023-051

血液
2

遠心

血清
0.5

 

 

01

 

 

冷蔵

CLIA

fmol/L

3.0 未満

包括102

D013 5

免疫

2~3日

項目
コード
検査項目

08896

HCVコア抗原hepatitis C virus

5F360-1500-023-051

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

血清
0.5

 

 

01

 

 

冷蔵

CLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

fmol/L

3.0 未満

包括102

D013 5

免疫

2~3日

備考

報告

  • 本検査が“定量下限未満”でも、直ちにウイルスの存在は否定できません。

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:肝炎ウイルス関連検査/HCVコア蛋白
  • 実施料:包括102
  • 診療報酬区分:D013 5
  • 判断料区分:免疫学的検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 「5」のHCVコア蛋白は、EIA法又はIRMA法による。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

熊田博光, 他: 消化器科 45, (4), 454, 2007.

検査項目解説

臨床的意義

HCV抗原を定量する検査である。高感度であり、治療効果のモニタリングに有用である。

 C型肝炎ウイルス(HCV)は、ヒトに慢性の肝障害を引き起こすフラビウイルス科のRNAウイルスである。主な感染経路は輸血をはじめとする血液とされるが、明らかな感染のきっかけが不明の症例も多い。HCVの検査法がなかった1980年代後半まで、輸血による肝炎発症はまれではなかった。

 HCVは、急性肝炎を起こす他、ウイルスが排除されない場合は慢性化し、10年以上の長い年月を経て肝硬変から肝細胞癌に進行する。現在本邦でみられる原発性肝癌(肝細胞癌)の多くはC型肝炎ウイルスが原因である。肝癌への進行阻止には、ウイルスの増殖を抑え、排除をはかる必要がある。

 治療効果を確認するために、従来はPCR法によるHCV-RNAの定量が行われてきたが、高感度な反面、大量処理ができないためコストがかさみ、頻回に測定することは困難であった。これの解決策がHCVコア抗原である。

 本検査は、HCVの抗原タンパク質を直接定量するものである。

【陽性を示す疾患】

C型肝炎

関連疾患

B18.2.1:C型肝炎 B15-B19:ウイルス性肝炎
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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