WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 最低希釈倍率 実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00289

パラインフルエンザ 2型(CA)《HI》parainfluenza virus type 2

5F422-1430-023-111

5F422-1430-041-111

血液
1

遠心

 

血清
0.3

または

 

髄液
0.4

 

 

 

01

 

 

02

 

 

4週

冷蔵

 

4週

冷蔵

HI

血清 10 倍
髄液 原液

各79

D012 11

免疫

3~5日

項目
コード
検査項目

00289

パラインフルエンザ 2型(CA)《HI》parainfluenza virus type 2

5F422-1430-023-111

5F422-1430-041-111

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

血清
0.3

または

 

髄液
0.4

 

 

 

01

 

 

02

 

 

4週

冷蔵

 

4週

冷蔵

HI
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

血清 10 倍
髄液 原液

各79

D012 11

免疫

3~5日

備考

「ウイルス抗体」中分類共通の特記事項

  • 「ウイルス抗体(HI,CF,NT,FAT)検査の留意点」(チャート参照)をご参照ください。
    • 補体結合試験(CF):溶血血清では検査不能の場合もあります。
    • 中和試験(NT):所要日数は一応の目安です(多少遅れる場合もありますのでご了承ください)。細菌繁殖などにより培養細胞が汚染され、検査不能になる場合がありますのでご注意ください。「ウイルス型別」のある項目では必ず「型」をご指定ください。
    • EIA法・その他法:最低希釈倍率は基準値と読み替えてください。
    [ご参考] 「ウイルス抗体検査について」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:感染症免疫学的検査/ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)(1項目当たり)
  • 実施料:各79
  • 診療報酬区分:D012 11
  • 判断料区分:免疫学的検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)

  • ア 「11」のウイルス抗体価(定性・半定量・定量)は、治療上必要な場合に行うものとし、次に掲げるものを当該検査の対象とする。(イ) アデノウイルス(ロ) コクサッキーウイルス(ハ) サイトメガロウイルス(ニ) EBウイルス(ホ) エコーウイルス(ヘ) ヘルペスウイルス(ト) インフルエンザウイルスA型(チ) インフルエンザウイルスB型(リ) ムンプスウイルス(ヌ) パラインフルエンザウイルスI型(ル) パラインフルエンザウイルスII型(ヲ) パラインフルエンザウイルスIII型(ワ) ポリオウイルスI型(カ) ポリオウイルスII型(ヨ) ポリオウイルスIII型(タ) RSウイルス(レ) 風疹ウイルス(ソ) 麻疹ウイルス(ツ) 日本脳炎ウイルス(ネ) オーム病クラミジア(ナ) 水痘・帯状疱疹ウイルス
  • イ ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)に当たって、同一検体について同一ウイルスに対する複数の測定方法を行った場合であっても、所定点数のみを算定する。

治療上必要な場合に行うものとし、同一検体で同一ウイルスに対する複数の測定方法を実施した場合は、所定点数のみ算定できます。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

検査項目解説

臨床的意義

パラミクソウイルス科に属するRNAウイルスである。4つの型のうち、1~3型に病原性があり、主に呼吸器疾患を引き起こすウイルスである。

 パラインフルエンザウイルスは、パラミクソウイルス科に属するRNAウイルスである。

 血清型は、1~4型に分類され、主に1~3型に病原性があり呼吸器疾患を引き起こす。飛沫感染により伝播し潜伏期は2~4日程度であり、特に3型は感染力が強い。3歳までにほとんどが感染し大体が不顕性に終わる。再感染時には上気道感染を起こすことがあるが通常は軽症である。

 パラインフルエンザウイルスには全ての型に共通する抗原決定基が存在しているため、既感染者に別の型が感染すると前に感染した型も上昇することがあるので、原因型の判定は難しい。ムンプスウイルスとも交差反応性があるので注意を要する。

【陽性を示す疾患】

パラインフルエンザウイルス感染症

関連疾患

B34.8.3:パラインフルエンザウイルス感染症 B25-B34:その他のウイルス性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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